2009年9月10日木曜日

X線回折装置 S38卒 京谷 陸征

緑と樹木に囲まれた筑波大学の研究室で炭焼きをしています。いろいろ工夫した上での黒色の焼きあがり具合を見るのが結構面白い。と言っても、木炭作りではありません。少し格好をつけて言いますと「機能性炭素材料及び導電性高分子に関する研究」です。繊維や織物・編み物も時々焼いています。客員研究員です。

Webで同窓会を」という8月7日付けの事務局からのメールを受け取りました。このBlogの記事も、たまに開いて興味を持って読んでいます。7月に渡辺敏行先生が書かれたB社でのX線回折装置の見学の記事を読みました。この事に関して過去の記憶を含めて少し感想を記します。

渡辺先生も記されているように、いまやX線回折装置は高分子を含めてあらゆる形状の物質の固体構造(場合によっては液晶も)の解析屋にとっては、必須の装置です。私も国立研在職時代、研究業務以外の仕事で研究室を離れた期間を除いて、この装置とは非常に長~~い付き合いです。主として繊維・高分子関係の結晶性・分子配向性・結晶多形等の測定を行い、関係している殆どの論文(paper)・特許にX線のデータが入っているくらいです。元もとの使い始めのルーツは、かなり過去の話ですが、故坂奥喜一郎先生の研究室に卒論実験でお世話になっていました時、その当時、農工大にはこの種の物理化学的測定を行う分析機器が無く、先生の紹介で、当時、昭島にあったR社(理学電気㈱)へ出かけ、自作のポリエチレンの単結晶状試料(その頃、研究室には正式の恒温槽も温度制御装置も無く、ガラクタの部品を寄せ集めた手作りの装置を使用し、その上結晶作りは、先生から渡された長文の英文論文のコピーを参考にして、試行錯誤の連続で、大変苦労しましたが)のX線回折測定を行ったのが始まりです。

 分析機器といえば、当時の坂奥研には、何故かわかりませんでしたが、N社製の旧式の透過電子顕微鏡(TEM)があり、先生が大切に使われていました。電気回路系は昔懐かしい真空管。画像処理は、これもまた、アンテイークな写真用のガラス乾板(重かった!)。現在では博物館でしか見られないかも。この装置のお陰で私も何とか卒業できました。電顕のことは、次の機会にでも記します。

 X線回折装置の話に戻ります。この装置は長い間、国内ではR社が独占的に近いメーカーであり、私もR社の装置しか使ったことがありません。一応、長い歴史のあるメーカーなので、メンテナンスも比較的しっかりしているという事もあります。ただ、国内で独占的メーカーであるため費用が高く、研究費が少ない年度に修理の必要な場合にはしんどい思いをしましたが。そこでR社に対抗するために、M社(マックサイエンス社)というメーカーを、R社出身の技術者が作ったようです。この社が発展していくことを期待していたのですが、残念ながら、渡辺先生が見学されたB社(ブルーカー)にかなり前に吸収合併されたようです。私自身はB社の装置は使ったことがありません。B社は、元々、NMR装置で有名なメーカーだと思います。この社はヨーロッパでX線回折装置のメーカーであったP社(フィリップス)のX線部門も吸収合併したようですし、最近、同装置のメーカーとして発展しているのかもしれません。もともとのP社の装置は外形もスマートだし、それなりに使いやすいという話はよく聞きます。ただ、外資系ですので、アフターサービスやメンテナンスなどはいかがでしょうか。

大学も独法化後、予算的にもかなり厳しい状況になっています。装置の更新の最終決定までのプロセス、大変だったと思いますが、いずれにしても予算化実現おめでとうございます。X線ビームの強度・平行性等がかなり向上し、しかも測定条件やデータ処理等もデジタル化しているようですが、学生・院生にとってもfriendlyな装置であることを期待します。

2009年8月27日木曜日

ソ○○タイマー S61卒 渡辺 敏行

 S社の信奉者の方々は以下の内容は読まないようにお願いします。
 研究室で昨年5月に購入したS社製ノート型パソコンが壊れた。補償期間を3ヶ月ほど過ぎているので、修理の見積もりを取ったら、キーボードとマザーボードの交換が必要で、何と約12万円かかるという。購入した価格の2/3である。今だったら、もう少しお金を出せば新品が購入できる金額である。これはいくら何でもひどすぎる。
 この会社の製品は、補償期間が過ぎるとすぐに壊れるという都市伝説がある。ちなみにこれはソ○○タイマーと呼ばれている。製品の中にタイマーが入っていて、ある期間が過ぎると、壊れるというものであるが、本当のタイマーが製品に入っていれば、分解するとすぐにわかる。いくら新製品を売りたいとはいえ、S 社さんもさすがにそんなことはしないであろう。
 しかし、自分の経験から言うと、確かにS社の製品はすぐ壊れる。昔、アメリカ留学に持っていったS社製のノートパソコンのキーボードが購入後1年半ぐらいで壊れた。キーの一部が壊れたのではなく、キーボード自体を全く認識しないのである。当時、日本語が利用できるWindowsマシンは米国では手に入りにくかったので、修理をしようかと思ったが、3ヶ月以上かかるというので修理は断念した。やむなく、アメリカの家電量販店で売っている、ばかでかいUSBキーボードを接続して利用した。ノート型PCよりも長さが2倍以上はある、ばかでかいキーボードを毎日大学まで持参するはめになった。
 それ以来、S社の製品は自分では極力購入しないようにしている。しかし、S社の製品はデザインが良いので、学生はついそちらを選んでしまうのである。
 また、自分が昔利用していた携帯型の音楽プレーヤー(カセットを利用するもの)も、購入して2年しない内に、電池を交換する部分のフタの蝶番に相当する部分が破損して使用できなくなった。交換してもらったら、修理代に5000円も取られて頭にきた記憶がある。たかがプラスチックの部品を1個交換するのにである。多分、原価は数十円でしょうに。
 同様の話は山ほどあるようである。今から5年ほど前に、共同研究先の慶應大学の学生がアルバイトでS社のクレーム処理をしていた。補償期間経過後の故障に関する同様のクレームが山ほど寄せられるとのことでした。このとき補償期間が終了していても、補償期間直後の故障であり、消費者側が強く文句を言うと、修理代金を無料にしてくれることがあるらしい。
 というわけで、自分の体験からは確かにソ○○タイマーは存在している。要するにS社製の製品が採用している部品の品質が極めて良くないのである。
 製品が補償期間内は壊れないようにするのが最も重要なことであるから、その基準を最低限クリヤーするように設計しているS社は凄いのかもしれない。しかし、S社というブランドを信じて製品を購入する人は多いはずである。また、そのブランドネームのせいか、他社製品よりも確実に値段も高いのであるから、購入後5年以内に使用している部品が壊れるような設計はやめて欲しいと思う。
 以上、私が体験しているソ○○タイマーは単なる偶然が重なっておこった現象か、それとも本当なのか、科学的に検証してみたいと思う。
 S社の製品を使用されている方は、是非コメントをお寄せください。もちろん、S社の製品を利用していますが、○○年、故障せずに利用していますという内容でも結構です。



2009年8月26日水曜日

椅子張り地か出てくる白い粉は何?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で繊維製品の品質管理をしております。

今回もあきれてしまうクレームです。

 ある時、お客様から、昨年購入したダイニングセットの椅子張り地から白い粉が出てくるというお申し出がありました。

もちろん新品の椅子張り地を調べても、何ら白い粉が出てくる要因はありません。そこで売り場の担当者が、お客様宅へお伺いして白い粉をお預かりし、品質管理室へ相談に来ました。私は白い粉を顕微鏡で見たのですが、その時、長年の経験からピンとくるものがあったのです。

 「フケ』です。皆様、ご自分のフケを顕微鏡で見たことがありますか? 多分ないですよね。普通は見る必要はありませんからね。私は品質管理という仕事柄、クレーム解析のために顕微鏡でフケを見ることがあります。洋服の中から白い粉が出てくるというクレームは時々あるのですが、その白い粉がフケである確率がかなり高いのです。その経験が今回のクレーム解決に大変役に立ちました。

 但し、フケが出てくるのが椅子張り地となると・・・・・・人間ではなく・・・・・もしかして犬のフケ???そこで職場内で犬を飼っている同僚に、それぞれの飼い犬のフケを持ってきてもらい、顕微鏡で見たところ、人間のフケとそっくりなのです。所詮フケなんて動物の皮膚の角質ですからね。お客様へは、「もしかして、もしかして飼っていらっしゃる犬が原因かも・・・・」と伝えたところ、「そうかもしれないわ。うちの子(飼い犬のこと)アトピーなのよね。」とのこと。

 白い粉は椅子張り地が原因でないことを、すんなりと認めていただきました。ハッピーです。それにしても、何でも原因を商品のせいにしてあまり騒がないでいただきたいですね。

ブログ再開 S61卒 渡辺 敏行

 しばらくブログの更新をお休みしていました。本日から更新を再開します。誰か記事の更新を手伝ってくれないかなと待っていました。部会のWebPageも更新しました。9/26日開催の役員会の案内を掲載しています。学年幹事の方は是非、ご出席ください。よろしくお願い申し上げます。

2009年8月7日金曜日

役員会開催 S61卒 渡辺 敏行

 役員会を9月26日(土)に開催することになりました。各学年の幹事の方には、これから連絡が行きますので、よろしくお願いします。
 会場は田町駅から徒歩1分のキャンパスイノベーションセンター内多目的室4(2階)です。午後5時半から会合を開始し、同じ場所の5階で懇親会を開催する予定です。終了予定時刻8時半。
 万障お繰り合わせの上、ご参加いただけたら幸いです。
 会場の案内は下記URLをご参照ください。
http://www.cic.zam.go.jp/tokyo/access.php

2009年8月6日木曜日

繊維工場(現科学博物館別館)改修工事 S61卒 渡辺 敏行


 今年の4月から繊維博物館が科学博物館に名称変更になりました。繊維博物館は工学部の管轄だったのですが、科学博物館になって全学の組織になりました。博物館を維持する経費が文部科学省からは殆ど交付されないので、全学組織にしないと維持管理ができないためです。従って展示物も工学部のものだけではなく、今後、農学部の資料も展示されるようになります。
  我々の世代では繊維工場といっていた施設が、繊維博物館別館になり、今年から科学博物館別館になりました。繊維工場の時代には学生実験(紡糸、織物、エレクトレット作製、旋盤、フライス盤等)や機器分析室(ラマン、X線、FT-IR)としてフル活用していましたが、その後生命工学科の学生実験や、一部研究室の実験室として利用されてきました。また、さまざまな紡績機械やミシン等の資料保管室としても機能してきました。
 しかし工学府長(工学部長)より、デッドスペースであるとみなされ、長年に渡り収集してきた殆ど全ての機器を廃棄し、一年生の学生実験スペース(工学部共通:必修科目)および、有料の研究用貸し出しスペースとして使用することになりました。今週からそのための改修工事が始まりました。今日は工事用の足場が設置されました。
 科学博物館も大学のための展示スペースを確保するために、かなりの機器を廃棄しました。いずれ、本学科創設50周年の際に募金を集めて設置した、繊維機械保存スペースも撤去されそうな状況です。
 貴重な資料が散逸する前に、何とかきちんと保管していく方法はないものでしょうか。何か良いアイデアがありましたら、ご提案ください。
 写真は改修工事が始まった科学博物館別館(旧繊維工場)

2009年8月5日水曜日

脱酸素剤を食べてしまったのは誰のせい?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で品質管理をしております。
 日頃はもちろんまじめに検査業務をしておりますが、皆様の息抜きとブログの活性化のために又おもしろい食品関係のクレームのお話をさせていただきます。
 あるお客様が麺がゆでてある「御素麺セット」をお求めになり、お嫁様とお姑様で召し上がったそうです。御素麺セットには、御素麺の他に、めんつゆ、刻みねぎ、刻み海苔、等がそれぞれ袋入りでセットになっています。食べ始めると、お姑様が「この御素麺は変な味がする。」とおっしゃったそうです。お嫁様が調べると、なんとお姑様は、脱酸素剤の封を切ってすりごまだと思い食べてしまったそうです。
 脱酸素剤は鉄の酸化作用を利用しているものが多く、封を切ると鉄粉があたかもすりごまのように見えるのです。もしも食べてしまつた場合、普通だったら、食べてしまっても平気かどうかは、お医者様に聞くとかと思いますが勝手に食べてしまってから、「紛らわしいので食べてしまったのだから、商品の方が悪い ! !。脱酸素剤が人体に有害でないことの証明を書面で欲しい。」とのこと。
 一般的に脱酸素剤は人体には有害ではないものが使われておりますが、食べた人の責任だと思いませんか???
 消費者の無謀な要求にはいつも悩まされております。                

2009年8月4日火曜日

ブログの掟 S61卒 渡辺 敏行

 Bloggerには ブログを誰が閲覧しているかのデータを解析するツールがついています。いずれ、解析結果を公表する予定ですが、今日の所は毎日何人の人が、本ブログを閲覧しているかに話を絞って紹介しましょう。
 このブログのトップページにはトータルのアクセス数に関するカウンターがついています。しかし、同じ人間が同日に2回ブログを閲覧しても、カウンターの数は2つ増えてしまいます。カウンターの数からでは、ユニークユーザー(同一でない閲覧者)が何人いるかわかりません。
 今までで、一日あたりの最大のユーニークユーザー数は38名でした。先週は金、土、日と記事をアップしなかったので、閲覧者数が激減しました。ちなみに今までのユニークユーザー数は171名です。
 最近のユニークユーザー数の推移は、木曜日23名、金曜日8名、土曜日10名、日曜日3名、月曜日15名となっています。
 やはりブログは新鮮な記事を頻繁にアップしないといけないのです。これは管理人にとってかなりのプレッシャーです。そういう意味で、S51卒の金子さんと松本さんの投稿には助けていただいております。
 是非、会員の方はブログへの記事の投稿をお手伝いください。

2009年8月3日月曜日

総会開催日決定 S61卒 渡辺 敏行

 先週の土曜日に代表役員会を開催しました。その席上で総会の開催日を11月21日に決定しました。少し寒くなる時期ではありますが、会員各位は是非万障お繰り合わせ頂き、ご出席いただければ幸いです。壁矢先生に「繊維技術研究会10年の歩み」を講演してくださるように依頼してあります。あと、もう一名講演者を準備しようと考えています。
 今週からメーリングリストの試験を開始します。本部会の会員数は2400名以上になります。このうち、電子メールの把握ができている会員は約300名です。通信費削減のために、是非電子メールの把握率をあげたいと思っています。会員の各位には、同期の卒業生のアドレス把握にご協力お願い申し上げます。なお、電子メールアドレスは公開することはありませんし、会員各位の個人情報は農工大同窓会本会の規則にのっとり厳重に管理致します。
 卒業生の集う会に関しても計画が進行しています。現役の学生のキャリアアップのために行う催しと、卒業生同士の交流を深めるための催し(例えば異業種交流会)の2つに分けて計画を練っています。同窓会のwebページや本ブログで順次紹介していきます。特に卒業生の交流を深めるための良いアイディアをお持ちの方は、是非ご提案ください。
 とりあえず、毎日各年代の卒業生が最低でも1名、本ブログに記事を投稿してもらえると、同窓会の活動も活発になると思います。

2009年8月2日日曜日

いちごは腐らないと罪になる?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で品質管理をしております。もちろん担当は繊維なのですが、品質管理室には食品担当者がいますので、いろいろとおもしろい食品関係のクレームの話が聞こえてきます・・・

 ある時、お客様から、「いちごが一週間たっても腐らないので、人体に有害な農薬が使用されているのではないか?」というクレームがありました。「えっ! いちごって普通、買ったらその日か次の日にたべるんじやない?一週間も食べないでいるほうが悪いのに・・・」とは思うものの、「農薬が入っていないことを証明をしろ」と言われると、安心・安全をお客様に提供している百貨店としては、とても苦しい立場です。

 なぜなら、何十種類もある農薬がすべて残留していないことを証明するのはすごく大変で、外部の検査機関に出すと、およそ40万円かかります。いちごは1000円もしないのに・・・

 結局お客様への口頭説明ではラチがあかず、当社と取引先とで40万円の検査料を折半することになりました。何に対しても根拠データを出せなくてはいけない世の中ですので、物を売るのもとても大変なご時世です。

2009年7月30日木曜日

駄菓子屋 S51卒 金子 由実


 の勤め先近くに、今は珍しい駄菓子屋があります。いつもはガラス戸越しに中を覗くだけでしたが、今日は思い切って店の中に入ってみました。2坪程の店内に所狭しと駄菓子が並び、その数おそらく百種類近くあるのではないでしょうか。どれも子供たちが喜びそうなキャラクターの絵がついたカラフルな包装で包まれています。

 私の子供の頃(50年程前)とは違い、さすがに1円2円の値のついたものはありませんが、ほとんどが100円以下で、中には10円のお菓子も数多くあります。酢漬けのイカや黄な粉飴など、子供の頃よく食べていた駄菓子がまだ売られていてびっくりしました。今は夏休みとあって子供達が入れ替わり入ってきて品定めをしています。

 そんな中、いつまでも中年のおじさんがうろうろするのもおかしいので、店主に断り写真を1枚撮らせてもらい、店を出てきました。

2009年7月28日火曜日

化学オリンピック S61卒 渡辺 敏行

 今日も岡村さんにお手伝いしていただき、名簿の整理を行った。エクセルでの修正は終了し、ワードにデータを貼り付け、名簿にする作業。差し込み印刷を利用すると、文書の種類が定型書簡の場合、1ページに1人分のデータしか掲載できない。文書の種類をラベルにすると、何故か左揃えタブでが使えない。
 使えないワープロだな、Ms-Wordは。はっきり言って不良品です。
 結局、1ページに1人分のデータを挿入し、会員と会員の間の空白の部分を手動で削除して、データを名簿形式にすることに。岡村さん、お手数をおかけしてすいません。エクセルのデータを自在にワードに挿入する方法を知っている方がいたら、是非教えてください。
 そういえば、当学科の学生実験室で開催した化学オリンピックの最終代表選考会で選抜された高校生達(7月8日の本ブログの記事参照)が、国際化学オリンピックで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得したそうだ。
http://icho.csj.jp/news/news20090727.html
2003年から日本も代表を派遣するようになったが、過去最高の成績だそうだ。化学オリンピック国内選考会の問題作成やトレーニングをされた学科の先生方、ご苦労様でした。学生を引率していった、米澤先生に報告の記事を書いていただこう。

2009年7月25日土曜日

お中元をおくろう H18卒 福岡 正章

 本日、お中元を持って渡辺研にお邪魔しました。
久々に検討会に参加させていただきました。学生も顔ぶれが変わり、時の流れを感じました。
 検討会終了後、東小金井の鉄鍋で後輩とご飯を食べに行って、やっぱり鉄鍋のチャーハンはうまい!と実感し、学生時代を懐かしく思いました。
 久々に吉祥寺にでも飲みに行きたくなる土曜日でした。

H18卒福岡正章さん、H21卒太田翔さん訪問 S61卒 渡辺 敏行

 今日はH18卒 福岡正章さん、H21卒太田翔さんが研究室を訪問してくれた。
写真左が福岡さん。右が太田さん。
福岡さんはお中元の恵比寿ビールを持ってこられた。
 太田さんは配属先であるジェイアール東日本情報システム
(勤務先は新宿駅のそば)より
名刺が配布されたので、挨拶にこられた。
二人とも律儀に検討会に参加してくれた。ありがとう。

 

2009年7月24日金曜日

女性教員の採用 S61卒 渡辺 敏行

 本学科には現在、化学系の教官の他に、数学、ドイツ語の教官が配属され、学科の運営やクラス担任を担当されている。人件費の厳しい削減を受け、間下先生の退官後、数学の教官の補充ができなかったが、科学技術振興調整費「女性研究者養成システム改革加速」の助成を受け、数学教官の公募を開始した。この制度は2年半の間は教官の人件費およびスタートアップ資金をJSTが負担するので、積極的に女性教官を採用して欲しいという文部科学省の政策により始まったものである。
 現在、通常の大学教員は、5年間程度の特任准教授あるいは講師の在任期間中の業績を考慮してテニュアの資格(パーマネントの地位を与える)を賦与している。ところが、この女性研究者養成システム改革加速は採用時にテニュアの資格を与えるというものである。これはある意味で逆性差別であり、今まで本学が取り組んできた教員採用の方針とは大きく異なるのである。(私は大学で人件費を支払うようになる2年半後には、テニュアの資格があるかどうかの再審査をすべきと考えているが、制度上それはできないかもしれないので、逆性差別であると書いた。)
 しかし、このような制度を利用しないと、女性教官の割合は増えないので、優秀な人材が応募してくれるのを待つのみである。現在学科の2-3割は女性なので、講師以上の教官がスタッフに加わることは学生にとっても良いことだと思う。
 さて、本学には女性教員の採用促進、待遇改善、本学卒業生および在校生(女性)のキャリヤアップを目指した、女性未来育成機構が設立されている。
 本学では、母校で再び学ぶ意欲のある本学卒業生、修了生を支援する制度(研究生、科目等履修生の入学料・授業料の優遇措置)があるので、関心のある方は女性未来育成機構のwebページをチェックしてください。
http://www.tuat.ac.jp/~dan-jo/center/introduce_top.html

2009年7月23日木曜日

部会会員名簿の整理 S61卒 渡辺 敏行

 最近、毎週火曜日と木曜日にS39卒の岡村龍也さんにお手伝いしていただき、部会会員名簿の編集作業をしている。岡村さんが、のべ80時間以上(もっとかかっているかもしれない)を費やし、データーの更新作業がほぼ終了した。今後これらのデータを元に、訂正名簿を作成する。名簿には住所の掲載を拒否している人と、住所が不明な人を区別して記入している。
 編集作業には学科事務室をお借りしている。というのも、大学法人評価、教育認証評価の際に卒業生からのヒヤリング調査を行うからである。(すべての大学は、学校教育法第69条の3により、文部科学大臣が認証した評価機関が実施する第三者評価(認証評価)を定期的(最長7年)に受けることが義務付けられている)。従って卒業生の動静把握は、大学の存続にとっても不可欠になったのである。
 本来、卒業生名簿は、ボランティアが管理するのではなく、大学の業務の一環として、プロが管理すべきものである。大学は予算不足を理由にして、この作業を完全に同窓会に丸投げしている。
 実際に編集作業にかかる費用を全額アルバイト代として捻出できる余裕がないのが部会の現状である。今後皆さんのお手元に名簿が届いた際には、OBの方々が相当の時間をかけて、ボランティアで編集作業を行っていることを思い出していただきたい。
 なお、住所変更した際には是非、同窓会本会と部会の両方にご連絡いただければ幸いである。部会と本会の把握している住所が異なっていると編集作業にものすごく時間がかかるので。
 本会への連絡先はinfo@tuat-dousoukai.jpn.org
 部会への連絡先はfib_org@cc.tuat.ac.jp
である。
 特に通信費削減のため、可能な限り、メールで連絡をとれるようにしたいのである。部会でメールアドレスを把握している方には、メーリングリストからの送信試験を開始するので、迷惑メールに分類しないでください。
 なおH21年の卒業生には、近々メールで動静調査を行う予定である。ご協力よろしくお願いします。

2009年7月22日水曜日

広報大使生協の白石さん S61卒 渡辺 敏行


 「生協の白石さん」でお馴染みの、白石昌則さんが2009年1月に東京農工大学広報大使に任命された。白石さんは2004年から2008年まで農工大工学部生協に勤務している際に、学生からの一言カードへウィットの効いた返答を書き続けた。そのコメントを学生がブログにし、出版した所、90万部のベストセラーになった。白石さんは、現在インターコープカレッジ渋谷店の店長をされている。ちなみに、印税は直接白石さんには入らず、生協の収入になったそうである。生協は、その印税の一部をキャンパスアメニティーの改善のために農工大に寄附してくれた。
 先日、在学生および当学科H18卒の福岡正章さん、当学科M2の長澤慎之介さんとの意見交換会が開催された。ちなみに福岡さんはキャンパスツアーの初代リーダーガイド代表、長澤さんは現リーダーガイド代表を務めている。キャンパスツアーは高校生を対象に、農工大の魅力を紹介するツアーガイドを行うものである。大体毎回20-30名程度の高校生が農工大を見学に来る。その際に、大学の見所や、特徴を学内を案内しながら伝えるのである。このような地道な努力を学生の協力を得ながら、継続することが、受験生へのイメージ向上の重要な戦略の一部となっている。
 写真前列中央が白石さん、その後ろが福岡さん、その右側が長澤さんである。

2009年7月21日火曜日

八丁堀界隈 S51卒 金子 由実


 私の勤務先がある八丁堀は、銀座からも近く、東京駅から歩いても20分と掛からぬところにありながら、都心とは思えぬ古い町並みが残っています。最近はマンションなど数多く建つようになりましたが、それでも戦前の昭和を感じさせるような古い建物があちこちに見られます。

 このあたりは、近くに聖路加病院があったことで戦時中米軍の爆撃を免れ、多くの建物が焼かれずに残ったといわれています。仕事が早く終わった時などそんなレトロな建物を探して歩くのも楽しいものです。

 又、江戸時代には多くの与力・同心が住み、池波正太郎の鬼平犯科帳のモデルとなった長谷川平蔵が少年時代を過ごした屋敷もあったそうです。謎の浮世絵師写楽も住んでいたとの説もあります。そんな当時に思いをはせて歴史探訪してみるのも面白いかもしれません。

大学からのメールアドレス提供 S61卒 渡辺 敏行

 先日の同窓会常務理事会の席上で、卒業生が永久に利用できるe-mailアドレスの提供を提案してみた。例えば、現役の学生が利用しているアドレス(卒業後6ヶ月で削除)を卒業後もずっと、利用できるようになれば、大学から卒業生への情報提供もしやすいし、卒業生の動静把握、異動した卒業生同士の連絡もしやすくなると思ったからである。
迷惑メールを防ぐために、アドレスは学籍番号+4桁の乱数@noko.ac.jp(tuat.ac.jpは多分利用できない)などにする。アドレスは同学科、同学年の卒業生には相互に公開する。
 これを実現するにはいくつかの問題がある。メールサーバーの容量の確保、管理などである。メールサーバーの容量が足りなくなると、自動的にメールは送信者に返信されてしまうので、サーバーのメールを削除するように管理者が利用者に要請する必要がある。spamメールにもフィルターで対応できないと、サーバーの容量がすぐに不足するであろう。大学にはメールサーバーを管理する能力・資金が不足しているので、そこが問題になる。
 もう一つの問題は、卒業生が永久に、そのアドレスを利用してくれるかどうかという点である。現在のメールソフトは複数のアドレスが管理できるようになっているが、卒業後も大学が賦与したアドレスを卒業生が定期的にチェックしてくれないと意味がない。
 実際、慶應大学では卒業生に永久に使えるアドレスを賦与したことがあるが、利用率が低かったので廃止してしまったそうである。
 同じメールアドレスがずっと使えれば便利だと思いますが、皆さんはどう考えますか?

2009年7月20日月曜日

サイエンスフェスタ S61卒 渡辺 敏行

 渡辺研は大学サイエンスフェスタ「発見!体験!先端研究@上野の山シリーズ」へ参加します
期 間:2009年10月30日(金曜日)~2009年11月8日(日曜日)
場所:国立科学博物館、JR上野駅から徒歩5分

渡辺研では未来を拓くナノテクノロジーに偽造防止用インクや、3次元細胞培養デバイス等を出展します。

是非見学に来てください。

百年先から見てみようⅡ -わくわくドキドキサイエンス体験-

農工大の参加テーマ

コーナータイトル(予定)
1.動物・くらしの力

2.植物・大気の力

3.大地・微生物の力

4.未来を拓くバイオテクノロジー

5.未来を拓くエコテクノロジー

6.未来を拓くメカトロニクス

7.未来を拓くナノテクノロジー

8.未来を拓くインフォメーションテクノロジー

9.さわろう、作ろう体験科学教室

10.学生フォーミュラカー

11.ロボット研究会

12.電気自動車

2009年7月17日金曜日

同窓会常務理事会 S61卒 渡辺 敏行

 今日は同窓会常務理事会の会議があった。同窓会(本会)の運営を18名の教官(全員農工大の卒業生)が常務理事としてボランティアでお手伝いしています。同窓会本会の活動は主に、①学生援助事業の審査(学会発表や各種コンクール発表への援助:各人5千円、入賞者は1万円)、②会員名簿の管理、③会費の管理、運用(主に銀行預金、国債)、④支部総会への常務理事派遣、⑤名簿発行に関するアンケート、⑥農工通信の編集である。支部総会への派遣では、小生が今年度は愛知県支部総会と山梨県支部総会に行くことが決定した。愛知県と山梨県の同窓生の皆様、よろしくお願いします。ちなみに支部総会は通常土曜日か日曜日に開催されるので、休日返上で伺うことになります。支部総会は日曜日よりも、土曜日に開催していただけるとありがたいです。
 会議の席上、創立50周年記念事業に関して現状報告がありました。本繊維・有機材料部会は6月末の時点で、448万円の募金目標額に対して、88万円が集まっております。募金活動はまだ続きますので、会員の皆さん、寄附の方、よろしくお願いします。ちなみに、一番募金が集まっているのは、獣医学科で目標額424万円に対して316万円でした。農学部では農学・生物生産学および農芸化学・応用生命化学が目標額の50%に到達しています。工学部系は募金に対する貢献度が低い傾向にあります。厳しい経済状況の中にありますが、産学交流会館(同窓生会館)を工学部に建設するためにも、ご協力よろしくお願いします。

太陽生活 S61卒 小川 誉久

 S61卒の小川誉久です。

 このたび私ども(株)デジタルアドバンテージは、太陽光発電システムの普及を支援する個人向け情報サイト「太陽生活ドットコム」をオープンしました。謹んでお知らせ申し上げます。


太陽生活ドットコム

http://www.taiyoseikatsu.com/

公開日:2009/7/17


従来より当社は、コンピュータ関連媒体を制作、運営してまいりましたが、今後急速な拡大が見込まれる国内太陽光発電市場向けに、新しい情報サイトを運営していくことになりました。これまでのコンピュータ分野に加え、今後はこの太陽生活ドットコムをベースに、新しいメディアの創造にチャレンジしてまいります。


太陽光発電という、まったく未知の領域向けのメディアであること、独自のメディア構築・運営であることなど、とまどうことも多々ありますが、これから数十年かけて家庭に起こるエネルギー革命を、メディアとして見守り、支援したいと思います。


「太陽生活ドットコム」におきましても、みなさまと新しいお付き合いをさせていただければ幸いです。ご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


(株)デジタルアドバンテージ

代表取締役

太陽生活ドットコム編集部 編集長

小川誉久


2009年7月14日火曜日

ブルカー訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日はブルカー(株)を訪問し、最新のX線回折装置を試用した。ブルカーのラボは新子安の駅から徒歩で8分ぐらいの所にある。駅から下りると、すぐにレインボーブリッジが見える。写真に撮ると右のように小さくしか写りませんが、実際にはかなり大きく見える。歩いてすぐに到着しそうな感じである。実際には2kmぐらいあるのであろうが。
 到着した安田倉庫のラボには広大なスペースに、X線、質量分析装置、 NMR、熱分析装置、SEMが多数設置されており、壮観な眺めである。全部大学に移設したいぐらいである。出迎えてくれたのはH12卒岩瀬正晴氏である。ブルカーに異動してからもう6年ぐらいたったそうだ。
 ブルカーのX線は初めて使用したが、平行ビームと集束ビームがコンピュターへの指示だけで簡単に切り替えられる。スリットのサイズ変更もコンピュター制御である。また、手動で挿入するスリットや各種モノクロメーター、管球にもICチップが付いていて、自動認識されるので、それらが測定結果に自動的に反映されるのである。半導体検出器を初めて試用したが、感度が良く、ダイナミックレンジも広く、しかもダイレクトビームを入れても壊れないのには驚いた。広角と小角測定の切り替えもワンタッチである。
 解析ソフトも充実していて、日本のメーカーが製造した装置と較べてかなり洗練されているという印象を受けた。ちょっとだけ試用するつもりが、気がついたら7時間くらい経過していた。
 測定の合間に見た、NMRも使い勝手が良さそうであった。ソフトだけで核種の変更も、可能で、プローブに一切ふれることなく、データが測定できるのにも感心した。測定データのスペクトルもオートモードでも手を加える必要がないくらい、きれいなものであった。また、超伝導磁石のシールドも良く、近くに金属を持っていっても影響がなかった。そういえば、機器分析センターでキャッシュカードを駄目にしてしまったことを思い出した。

H20卒青木 信弥さん告別式のお知らせ

H20卒青木信弥さん(現在M1)のお通夜・告別式の日時・場所の連絡をいただきました。

お知らせいたします。


通夜  7月15日(水) 18:00〜

告別式 7月16日(木) 11:30〜12:30


会場 ケンナンホール (川口市)

(株)ケンナン ケンナンホール 葬祭業

埼玉県川口市並木1丁目11−14

048-255-7426

喪主 青木史朗


謹んでお悔やみ申し上げます


2009年7月13日月曜日

迎え火  S61卒 渡辺 敏行


 今日は大学を出た後、母親の新盆のために実家に寄った。父親は長男であるが、家を継がなかったため、新盆を行うのは今日が初めてである。勝手がわからないので、本などの情報を頼りに、新盆提灯を玄関に飾り、盆棚に真菰(まこも)を敷き、ナスやキュウリで作った牛や馬、精進料理のお膳や、だんご、そうめん、季節の野菜や果物を備えた。自宅の門前で「迎え火」を焚いて、霊を迎えた。果たして母親の霊は無事に帰ってきたのであろうか。

2009年7月11日土曜日

H19卒河北さん訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日は検討会終了後に、H19卒(H21修士卒)の河北知子さんが配属決定の挨拶に来た。彼女はテルモに就職したのだが、研修が終わって、配属先が山梨県の甲府になったとのこと。テルモに在籍している農工大の先輩方、山梨県在住の方よろしくお願いします。詳しくは本人から本ブログで報告してもらおうと思っています。写真は携帯での撮影で少しピンぼけぎみです。すいませんでした。
 写真左 当研究室M1加藤さん、写真右 H19卒河北さん
 午後にS51卒の金子さんからメールがあった。S51卒の金子さんともう1名がブログ記事提供を手伝ってくれるとのこと。待ちに待った援軍の到来である。他の学年の卒業生の方々、記事の提供、ご協力よろしくお願いします。

2009年7月10日金曜日

S61卒八柳君訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日はJSTへの予算申請書や秘密の書類を作成したりした。午後3時頃S61卒の八柳晃君が研究室を訪れた。およそ15年ぶりの再会である。髪の毛に少し白いものは混じっているが、体型は全く昔と変わっていなかった。八柳君は清水建設に勤務していたのだが、昨年から池袋にある丸山特許事務所に勤めているのである。農工大の特許出願の手続き、学内の審査、農工大TLOの役割などを説明した。その後学内を案内した。学内の樹木類が大きく成長したのに驚いていた。25年も同じキャンパスにいると、意外とその辺は気がつかないものである。次回はTLOの社長さんを紹介することを約束して別れた。写真は4号館のモニュメント(はじまりの種)横で撮影したものである。
 先日同期の柴田君が武蔵小金井のイトーヨーカドー開店の際に立ち寄ってくれた時も、写真を撮っておくべきだったなと反省。柴田君、次回はゆっくり学内を案内するので、また来てください。

2009年7月9日木曜日

産学交流会館(仮称) S61卒 渡辺 敏行

 農工大では同窓会創立50周年記念事業の一環として記念事業募金を開始しています。国立大学は独立法人化に伴い、学生のためのアメニティ関連の予算は全て自助努力によって調達することになりました。国からの運営交付金で、学生食堂や寮の新築、改築を行うことはできなくなりました。小金井キャンパスでは学生数が増えたのにも関わらず、生協のキャパシティーは増えず、多くの昼食難民が発生し、学生のための第二食堂の建設は急務となっています。そこで学生のための第二食堂および産学交流スペース、OBのための小金井記念ホールを兼ね備えた、産学交流会館(仮称)を東門のすぐ南側(現在駐車場)に建設するための募金活動を昨年より開始しております。
 既に産業会からは趣旨にご賛同頂き、一億数千万円を上回る募金が集まっております。同窓会では卒業生より1億2千万円を集める計画で、既に寄付依頼が皆様のお手元に届いていると思いますが、目標金額を大きく下回っている状態です。
 学生がより良いキャンパスライフを享受できるよう、卒業生各位にご協力を要請する次第です。募金は1口5,000円です。(できるだけ2口以上を希望します)
 現在までの所、繊維・有機材料部会は募金目標額の20%程度の達成率です。
振り込みは郵便振替(払込料金加入者負担)でお願いします。
口座記号番号 00130-4-262685
加入者名 国立大学法人東京農工大学 
通信欄 東京農工大学創基140周年・同窓会創立50周年合同記念事業寄附金

なお、新規建築予定の産学交流会館は究極の省エネルギービルディングとして設計されています。燃料電池、太陽光発電、新規断熱材、電力マネージメントを取り入れた農工大のシンボルになる建物です。

2009年7月8日水曜日

宮田先生講義および懇談会 S61卒 渡辺 敏行

 今日は宮田清蔵先生が環境化学IIIの講義のために来学された。環境化学IIIは今年から開講された工学部共通科目である。その中の一環として宮田先生が地球温暖化の原因や、燃料電池に関する最近のトピックスを学部生向けにわかりやすく講義された。ご存じない方もいるかもしれないので、補足しておくと、宮田先生は2001-2005年まで農工大の第14 代学長として選出され、農工大の発展に多大な貢献をされた。その後、2005年から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)シニアプログラムオフィサーとして燃料電池開発の総責任者として活躍しておられる。特に燃料電池の普及のためには白金代替触媒の開発が不可欠なので、群馬大学の尾崎純一先生が開発した、白金を使わないカーボンアロイ触媒の研究開発を国家プロジェクトとして推進しておられる。このカーボンアロイ触媒の様々な可能性について言及された。近々日経産業新聞等に衝撃的な実験結果を発表されるそうであるから、興味のある方はウォッチしていてほしい。
 その後農工大通りの奴寿司にて有機材料化学科を中心とした12名の先生方と宮田先生を囲んで懇談会を行った。農工大の今後について熱く語りあった。宮田先生からは、農工大がさらに飛躍するための色々なアドバイスを頂いた。宮田先生に感謝。
講義の写真は後ほどアップします。

第41回国際化学オリンピックの最終代表選考会 H15卒 岡本 昭子

 第41回国際化学オリンピックの最終代表選考会が3月26日(木)~28日(土)に,工学部有機材料化学科学生実験室等を会場に開催されました。「国際化学オリンピック」は1968年に始まった高校生の「国際学力コンクール」で,今年は7月に世界70カ国からおよそ800人が集まってイギリス・ケンブリッジで開催されます。

 日本代表生徒の選考やトレーニングを日本化学会化学教育協議会の化学オリンピックWG(主査:本学有機材料化学科米澤宣行教授)が行っています。昨年夏からの数段階の選抜を勝ち上がってきた日本のトップクラスの9名の日本代表最終候補高校生が今回の最終選抜試験に臨み,八時間に亘る筆記試験と実験試験(朝8時から始まりました)のハイレベルで僅差の競い合いを経て,代表4名が選出され米澤教授から発表されました。本選抜試験では有機材料化学科の前山勝也講師が実験授業・実験試験実施責任者,岡本昭子助教が実験室担当者を務め,合宿最終日の代表者発表会では前山講師からの実験試験講評も行われました。

 大学卒業者レベルの問題を解いたり,難しい実験試験を手際よくこなしたり,懇親会で化学の根源的な議論を長時間行ったり,スーパー高校生の力を発揮した生徒たちでしたが,結果発表の直後旅行鞄を引いて小金井キャンパスを後にした姿はやはり悲しげな普通の高校生で,寂しいものを感じました。

 代表に選ばれた生徒には様々なトレーニングプログラムが用意されており,6月, 本学を会場に化学オリンピック代表OBとの合宿も行われました。

また,米澤教授は第39回モスクワ大会に続いて,第41回イギリス大会にも,メンター(大会役員)の依頼を受けています。


【国際化学オリンピック(IChO=International Chemistry Olympiad)とは】

(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の化学の学力試験から発展した、1年に1度開催される「化学」の国際大会。近年では約70カ国、280名の高校生が出場。日本は2003年のアテネ大会より参加しています。

大会は、毎年7月に10日間開かれ、それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination)と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され個人戦として競われます。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られます。化学の実力を競い合うほか、様々なレクリエーションを通して生徒同士の国際交流を深めていきます。


【日本代表のこれまでの成績】

              金 銀 銅

2003年 ギリシャ・アテネ大会 0 0 2

2004年 ドイツ・キール大会 1 0 3

2005年 台湾・台北大会 0 1 3

2006年 韓国・慶山大会 1 3 0

2007年 ロシア・モスクワ大会 0 0 4

2008年 ハンガリー・ブダペスト大会 0 0 4


国際化学オリンピック:http://icho.csj.jp/

国際化学オリンピック問題解説新刊本:http://www.nippyo.co.jp/book/5004.html


選考会の写真は後ほどアップします。

2009年7月7日火曜日

日本化学会誌巻頭言へのコメント S61卒 渡辺 敏行

 会誌の厚さ、中身共にどんどん希薄になっている日本化学会誌であるが、理化学研究所の川合真紀氏による今月号の巻頭言は興味深い内容であった。科学研究費の採択に関する統計データを分析されていた。科学研究費の採択に関しては、偏りがなく、その審査は公平なものであるとの見解であった。このコメントは採択率に関しては正しいが、配分金額を見てみると、確実に旧帝大が優位であることがわかる。例えばH21年度に関して採択件数と、金額を比較してみると、農工大(209件、717,550千円)、電通大(155件, 344,180千円)、横国大(229件, 568,380千円)、東工大(669件, 3,281,460千円)、東北大(1,878件、7,437,550千円)東大(2894件,16,377,631千円)となる。農工大は教員全員が科学研究費に申請する方針なので、採択率ランキングでは上位には登場しないが、配分金額では同規模の大学を遙かに超えているのである。合併が検討された電通大の倍以上の科研費を獲得している。採択件数を教官数で規格化すると、農工大、東工大、東大はほぼ同じラインにのるが、採択された研究課題1件あたりの、研究費を比較すると、東工大、東大には及ばないのである。これは東工大、東大は大型の研究費を獲得しているのに対して、農工大では、その数が少ないことに起因している。1つの研究室に教授、准教授、助教、ポスドク、博士後期課程の学生が多数在籍する、旧帝大、東工大の方が、論文数が増えるので大型予算が獲得しやすいのである。化学会誌では理数系大学の方が、効率よく科学研究費を獲得できていると書かれている。それはその通りであるが、インフラが整っている旧帝大系の方が有利であることは否めない。

2009年7月3日金曜日

S31年卒業生クラス会 S31卒 高井 英雄


平成21年5月21日(木)、昭和31年繊維工学科卒業のクラス会を、東京葛飾柴又で催しました。参加者7名、帝釈天を参拝し、喜寿のお祈りをしました。左から順に市川英明、西本雅則、沖 徹、入枝利夫、長谷川鶴吉、高田好朗、高井英雄

2009年7月2日木曜日

部署異動 H18卒 福岡 正章

 私事ではありますがこのたび、人事発令により7/1より部署異動になりました。事前に事業部長から伝えられた時は、正直、意味がわからない、という心境でしたが今日、昨日までの上司(尊敬する部長)から説明を受けてアドバイスとエールを送られ、前向きにやっていく自信がつきました。引継ぎをしっかりやって新しい部署へ早く適応していきます!

2009年7月1日水曜日

5号館広角X線の更新 S61卒 渡辺 敏行

 5号館(旧称:界面混相棟、電子工学科棟)に設置してあったリガクの広角X線装置RAD-Cの更新が決定した。RAD-Cが導入されたのは多分私が学生時代だったから、今から20年以上も前のことになる。この機械には大変お世話になった。徹夜で測定も良くしたし。平成時代になって、数多くの卒業生が利用した筈である。メインテナンスしてくれた野口先生に感謝する次第である。当時の装置としてはめずらしくパソコンを備え、データ収集、解析ができたのだから画期的ではあったのだが、今となっては時代遅れの制御機器と、測定装置になってしまった。なにしろ制御装置がカシオ計算機のPCで、しかもカシオ計算機versionのMS-DOSで動くのである。データファイルをテキストデータとして取り出せない等の問題もあった(その後ソフトが追加され測定データをテキストデータに変換できるようになった)。それにしても20年以上良くパソコンが壊れなかったと思う。カシオ計算機の信頼性は相当なものである。最近の赤外分光光度計、紫外可視分光光度計、蛍光分光光度計、DSC、TOF-MAS等は本体よりもまず、パソコンが壊れ、OSが古くなって、利用できなくなるものが大半である。Linuxとか利用して、OSの陳腐化は防げないものでしょうか。新しく導入予定の装置は有機・無機粉末、触媒、高分子、磁性材などの結晶性固体材料の定性・定量分析、結晶構造解析、格子定数の測定、結晶化度の評価、結晶粒径分布解析、および、有機薄膜、半導体薄膜の方位・配向分析、膜厚評価、面内均一性評価を行うためシステムであり、強力X線発生部、X線検出器、光学系切替ユニット、粉末、薄膜、小角測定用アタッチメント、および、データ解析ソフトウェアにより構成されている。現在、B社が良いかR社が良いか検討中である。

2009年6月30日火曜日

大学院の入試 S61卒 渡辺 敏行

 今日は大学院の筆答試験免除(ペーパーテスト免除)の面接を行った。今は学部で卒業する学生が非常に少なくて、8-9割が他大学も含めて大学院に進学する時代である。現在の農工大には大学院の部局が工学系で3つあるので、学生は農工大を3回受験することができる(農学部も受験すれば4回。大学院浪人がいた時代が信じられない)。ちなみに工学府と呼ばれているのが昔の工学研究科、その他に大学院生物システム応用科学研究科、大学院技術経営研究科がある。詳しくは大学のWebページを見てください(http://www.tuat.ac.jp/department/graduate_school/index.html)。学部定員41名のうち、約27名ぐらいが、本学の大学院に進学する。今回試験に合格した学生の諸君には、社会で本当に役立つ基礎学力と適応力・応用力を身につけて欲しいと思う。社会人になってからでは、なかなか自由に勉強する時間が取れないので。今後世の中がどのように変わっていくかわからないが、自然科学分野の原理原則は変わらないのだから。

2009年6月27日土曜日

Google Analyticsの設定 S61卒 渡辺 敏行

 今日は研究室の検討会が終了した後、ブログの統計データを調べた。本ブログの一番下にはアクセス解析という項目があるが、ここにはGoogle Analyticsのコードを埋め込んである。Google Analyticsを使用すると、ユーザーが何処からアクセスしているかとか、どのブラウザやOSを利用しているか、使用しているモニターのサイズはどのぐらいか、滞在時間はどのくらいか等の情報がわかります。実は設定がまずくて昨日まで統計が上手く取れていなかった。何しろアクセス数ゼロと表示されるのだから。少し調べてWebに埋め込むGoogle Analyticsのプロファイル番号が間違っていることに気がついた。コードを修正して作業終了。

2009年6月26日金曜日

マイケルジャクソン急逝 S61卒 渡辺 敏行

 マイケルジャクソンが急逝してしまった。熱烈なファンではなかったが、コンサートに行ったこともあるし、学生時代に良く聞いていたので、彼の早すぎる死は残念だ。もっとも年を取ったマイケルジャクソンも想像できないけど。カリスマ性がすごいシンガーだったけど、本当に伝説の人になってしまった。一つの時代が終わってしまった。そんな感傷に浸ってる暇はなく、今日は特許の拒絶通知書に対する弁明書を作成したり、秘密の仕事をしたり、結構あわただしかった。これから四十九日の法要の準備もしなければ。夜には繊維・有機材料部会のメーリングリストの試験をしてみた。つい間違ってメーリングリストに返信してしまい、不必要なメールをS61卒の皆さんに送ってしまった。すいません。メーリングリストへの投稿は承認をしないと発信できないように設定を変更しておきました。メーリングリストへの返信はfib_org@cc.tuat.ac.jpへお願いします。

2009年6月25日木曜日

英国ブライトン大学に留学 H17卒 須賀 陽介



渡辺研の博士課程の須賀です。先週金曜日からITPプログラムで間英国ブライトンに滞在しています。滞在期間は6カ月です。

大学は滞在先の大学寮から徒歩で15〜20分の場所にあります。


建物内にはATMやカフェがあり慣れれば便利に感じると思います。


ブライトンでの生活はようやくネットが使えるようになったくらいでまだバタバタしていますが、時間を見つけて、報告していきたいと思います。


写真にもありますようにビーチリゾートでもあるブライトンは活気がある街の印象です。

夜9時位まで明るく、朝は4時には日が昇ります。天候も朝晩は長袖が必要ですが、おおむね良好です。

いたるところにカモメが飛んでいるようなところで散歩だけでも楽しめます。

2009年6月24日水曜日

M先生送別会およびOs先生歓迎会 S61卒 渡辺 敏行


 今日は国分寺駅北口の国分寺元気本舗 長男 猿酔家(サスケと読む)でM先生の送別会および大坂先生の歓迎会を行った。まだ正式な辞令が出ていないので、伏せ字にしてあります。ビールで乾杯の後、ミニ樽が出てきたので、M先生に鏡開き(鏡割り)をしてもらった。写真は鏡開き後のものです。本当の鏡開きはすごく大変な作業なんですね。Webで記事を見つけたので、興味のある方は見てください(http://taru.naniwamasamune.com/product/open.htm)。20分くらいかかるそうです。店内が暗いため鏡開きの瞬間のM先生の写真をうまく取れませんでした。ごめんなさい。M先生は准教授に昇格して異動される。異動先の大学は有機エレクトロニクスのメッカなのでM先生の研究ともマッチすると思う。より一層の飛躍を期待しています。大坂先生とは高分子ゲルや超臨界流体の件で、共同研究ができそうだということがわかった。よろしくお願いします。送別会&歓迎会ではボーナスの件や組合の問題等の話が出た。組合員費の件、荻野先生よろしくお願いします。今の組合員費は高すぎます。そのまま同じ店で2次会に突入。

2009年6月23日火曜日

Googleリーダーを使ってみた S61卒 渡辺 敏行

 Googleリーダーを使って部会ブログを見てみました。Googleリーダーで登録フィードを追加を選択し、このブログのURL(http://fibertextile.blogspot.com/)を入力して登録すると、記事が更新された場合、自動的にアーカイブを収集してくれます。今は投稿者が一人しかいないので、意味がないかもしれませんが、投稿者が増えたら、便利なツールだと思います。RSSリーダーを知らない卒業生対象に、一度使い方の講習をする必要があるかもしれません。最近では種々のRSSリーダーがあるようなので、何が使いやすいか、探索している最中です。ちなみにGoogleのGmailに既にアカウントを持っている方は、本ブログの登録から投稿を選択し、スクロールすると一番上にAdd to Googleと表示されますので、そこをクリックしてもらうと自動的にiGoogleにブログが登録されます。試してみてください。

2009年6月22日月曜日

部会員のメールアドレスを調査しています S61卒 渡辺 敏行

 部会運営の効率化のために部会員のメールアドレスを調査しています。部会の学年幹事の方から調査依頼があると思いますが、ご協力よろしくお願い申し上げます。部会も会員数が2500名近くになり、会員へのお知らせ等を封筒で発送すると、通信費だけで200,000円かかります。メールアドレスをお知らせいただけると、より頻繁に会員への情報、Webページやブログの更新情報を提供することが可能になります。収集したメールアドレスは外部に一切漏洩しないように、注意して取り扱いますので、是非fib_org@cc.tuat.ac.jpまでメールアドレスをお知らせください。その際、メールアドレスの他に卒業年度、氏名を併せてお知らせください。

2009年6月19日金曜日

関連するサイトのリンク先追加 S61 渡辺 敏行

 関連するサイトとして部会のWeb等をリンク先に指定した。どなたか、本ブログの読者に登録してください。よろしくお願いします。繊維・有機材料部会ブログ登録で投稿を選択し、スクロールしてAtomを選択するとRSSリーダーで記事が読めます。

2009年6月17日水曜日

研究院教授会 S61卒 渡辺 敏行

 今日は研究院の教授会が開催された。研究院とは教官が所属するバーチャルな組織で、教官は研究院から工学部や工学府(昔の工学研究科)に出向いて授業をするのである。バーチャルな組織の利点は、組織の組み替えが機動的にできるという点にあるが、それに予算が伴う訳ではないので、所属する側とすると、あまりメリットを感じない。また、外からみた時にわかりにくいというデメリットもある。研究院がどういう組織か知りたい方は大学のwebページを見ていただくとよい。
http://www.tuat.ac.jp/department/graduate_school/kenkyuin/index.html
 最近は文部科学省の大学院教育改革プログラムに採択されたりすると、そのグループが研究院内で拠点を形成して、専攻を超えて、化学系、生命系、物理系で共通教育を行ったりすることがある。この辺は研究院という組織形態のメリットになるのだと思う。この研究院、これまでは工学系と農学系が一緒になっていたのだが、来年度から工学系と農学系にまた分離することになるそうだ。これは教育認証評価や法人評価が学部や学府ごとに行われるので、その方が資料作成の作業効率が良くなることに起因するようである。両評価共に、学位授与機構ならびに文部科学省から膨大な資料の作成を要求されるので。
 さて、教授会後の懇親会で松永副学長より聞いた話によると、農工大は約100億の運営交付金を文部科学省から貰っている。また、競争的資金を40億円獲得している。運営交付金に対する競争的資金の割合は40%で、全国で4位に入るそうだ。大学は5年間の中期目標を策定し、
それをどれだけ達成したかで、次の5年間の運営交付金が決まる筈だったのであるが、結局文部科学省では大学の序列化ができず、文部科学省を通じて対財務省との折衝で予算が決まっていくようである。
 運営交付金は毎年1%づつカットされていくので、農工大としては如何に競争的資金を獲得するかに今後の命運がかかっているのである。農工大の社会的評価があがり、潤沢な教育予算が獲得できるよう、卒業生の方々も応援ください。

2009年6月16日火曜日

部会名簿作成作業 S61卒 渡辺 敏行

更新が停止していた部会名簿の編集作業に入った。S39卒の岡村氏にお手伝いをお願いしている。個人情報の保護に留意しながら、なるべく使い易い名簿の作成を目指したいと思う。
農工大が卒業生に永久に利用できる電子メールアドレスを与えるべきだと思う、今日この頃である。

Bloggerにブログを移動しました。

繊維・有機材料部会ブログをBlogger (Google)に移動しました。学外からブログの管理運営ができるようになります。

2009年6月15日月曜日

須賀君壮行会 S61卒 渡辺 敏行



D3の須賀君の短期留学が決定した

。留学先はイギリスのブライトン大学である。およそ6ヶ月の予定である。今日は彼の壮行会とM2の中島君の就職祝いを兼ねて三鷹駅前の彩菜炉房がぜんに来た。

 ざる豆腐が一番おいしかった。飲

み放題にもかかわらず、お酒を手早

く提供してくれて、スムーズに会は進行した。店員さんの愛想も良かった。

 須賀君には是非とも今やっている研究を別の視点で解析してきて欲しいと思う。また、研究とは別にイギリスの生活も満喫してきてください。

 最後に、学生達から須賀君へのプレゼント贈呈。甚平と扇子であった。

 それ着て渡英してください。

2009年6月11日木曜日

繊維学会年次大会その2 S61卒 渡辺 敏行

今日は繊維学会年次大会2日目である。オーラルプレゼンテーションと昨日に引き続きポスタープレゼンテーションが開催された。このポスター発表に参加している若手75名の中から4名にポスタープレゼンテーション賞が授与されるのである。自分が学生の頃にこういう賞があったら、学会発表のモチベーションもさらにあがっただろうなと思います。さて、当学科村上研究室M1の内田祐介氏が4名の中の1名に選出された。学生の数からいくと、旧帝大や東工大には遠く及びませんが、農工大の学生は学会では良く評価され、賞をたくさん取ってくるのである。村上先生、内田君本当におめでとう。内田君、是非博士課程に進学してください。ポスター賞が受賞できるかできないかは紙一重。受賞できなかった発表でも素晴らしい研究がたくさんあった。発表した学生さん、ご苦労さまでした。

2009年6月10日水曜日

繊維学会年次大会および画像学会08 S61卒 渡辺 敏行


今日は繊維学会年次大会が江戸川区タワーホール船堀で開催された。本学科の殆ど(多分90%)が参加している学会であり、実行委員長は本学科の重原先生であった。そんな訳で農工大の先生も大忙しの3日間なのである。嬉しいことに、本学科の斉藤拓先生が繊維学会賞を、当研究室の技術職員の戸谷健朗博士が繊維学会論文賞を受賞された。斉藤先生は「超臨界二酸化炭素を利用した高分子の高次構造制御」、戸谷先生は「繊維・樹脂複合体を利用した新規偏光素子」が受賞対象となった業績である。

 さて小生は懇親会に出席せずに、品川駅港南口のコクヨホールに向かった。ここでは画像学会08が開催されており、そちらの懇親会に参加した。小生とD3であった平田修造氏(現九大)の連名で日本画像学会コニカミノルタ研究奨励賞を頂いたのである。表彰状と副賞を頂きに伺った。

 熱履歴に応じて発光と消光が自在に制御できる材料が開発されたことが評価されたものである。偽造防止材料としての塗料に利用できそうだということで会社からも関心が寄せられている。R社さん、I社さん実用化の方よろしくお願いします。

 なお、懇親会で画像学会論文賞を受賞したD社の前田博巳氏に会った。前田氏は、当大学電子工学科の小林研出身で、良くクリーンルームで一緒に実験をした仲間であった。世間は狭いですね。ちなみに写真はコクヨホールです。