2009年8月6日木曜日

繊維工場(現科学博物館別館)改修工事 S61卒 渡辺 敏行


 今年の4月から繊維博物館が科学博物館に名称変更になりました。繊維博物館は工学部の管轄だったのですが、科学博物館になって全学の組織になりました。博物館を維持する経費が文部科学省からは殆ど交付されないので、全学組織にしないと維持管理ができないためです。従って展示物も工学部のものだけではなく、今後、農学部の資料も展示されるようになります。
  我々の世代では繊維工場といっていた施設が、繊維博物館別館になり、今年から科学博物館別館になりました。繊維工場の時代には学生実験(紡糸、織物、エレクトレット作製、旋盤、フライス盤等)や機器分析室(ラマン、X線、FT-IR)としてフル活用していましたが、その後生命工学科の学生実験や、一部研究室の実験室として利用されてきました。また、さまざまな紡績機械やミシン等の資料保管室としても機能してきました。
 しかし工学府長(工学部長)より、デッドスペースであるとみなされ、長年に渡り収集してきた殆ど全ての機器を廃棄し、一年生の学生実験スペース(工学部共通:必修科目)および、有料の研究用貸し出しスペースとして使用することになりました。今週からそのための改修工事が始まりました。今日は工事用の足場が設置されました。
 科学博物館も大学のための展示スペースを確保するために、かなりの機器を廃棄しました。いずれ、本学科創設50周年の際に募金を集めて設置した、繊維機械保存スペースも撤去されそうな状況です。
 貴重な資料が散逸する前に、何とかきちんと保管していく方法はないものでしょうか。何か良いアイデアがありましたら、ご提案ください。
 写真は改修工事が始まった科学博物館別館(旧繊維工場)

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