2010年7月13日火曜日

空手部で練習してます H7卒 中山 優

農工大を卒業して早いものでもう十余年あまり同窓生の皆様はおかわりありませんか?
 幸い、自宅近くで働いているので農工大に頻繁に出入りしています。研究活動でないのが残念ですが…..
 学生時代には合気道部に所属していました。その時からの縁で現在竹中監督の空手道部で道友として稽古に参加させて頂いております。画像は新歓合宿の模様です。工部の武道場を懐かしく思い出されるOBの方も多いことと思います。余談ですが、農部の道場はすっかりきれいになりました。
 農工大の空手道部では全員で突きや蹴りなどの基本動作を反復し、主将や監督のお題目を組み手で実践し、最後に型の稽古をしています。打撃の稽古は初めてなので現役の上級生に指導を受けています。切っ先をみきる点は合気道や剣術に通じるところがあり、自然体で臨みすぎていて学生さんは戸惑っているかもしれません。別にうまいという意味ではなく、無警戒だと思ったことでしょう。個人的には突きを払う組み手が好きです。学生の突きにまけてしまうことが多いですが、先手を取って動けたり、監督の意図がわかったりしたときは快感に近いものがあります。合気道部の稽古よりも相手の勢いをさばいて流す感覚を養うことができます。
 稽古の後には食事に行ったり、飲んだりもしますが、武道系の学生は礼儀正しいのですんなり入り込ませてくれます。空手道部の懐の広いろいところだと感服しています。臼井研の修士に合気道部の後輩の大塚さんがいます。彼女が合気道のすばらしさを伝えてくれると思いますので僕は空手道部の感想にとどめたいと思います。サークルに入っていない学生さんは武道系のサークルに是非入部してみてください。僕のように卒業しても学生と稽古ができますよ。
 農工大空手道部 万歳、万歳!!

ブログ再開 S61卒 渡辺 敏行

S61卒 渡辺 敏行
約1年あまりブログを休眠していましたが、再開することにしました。
卒業生からの投稿をお待ちしています。

2009年9月10日木曜日

X線回折装置 S38卒 京谷 陸征

緑と樹木に囲まれた筑波大学の研究室で炭焼きをしています。いろいろ工夫した上での黒色の焼きあがり具合を見るのが結構面白い。と言っても、木炭作りではありません。少し格好をつけて言いますと「機能性炭素材料及び導電性高分子に関する研究」です。繊維や織物・編み物も時々焼いています。客員研究員です。

Webで同窓会を」という8月7日付けの事務局からのメールを受け取りました。このBlogの記事も、たまに開いて興味を持って読んでいます。7月に渡辺敏行先生が書かれたB社でのX線回折装置の見学の記事を読みました。この事に関して過去の記憶を含めて少し感想を記します。

渡辺先生も記されているように、いまやX線回折装置は高分子を含めてあらゆる形状の物質の固体構造(場合によっては液晶も)の解析屋にとっては、必須の装置です。私も国立研在職時代、研究業務以外の仕事で研究室を離れた期間を除いて、この装置とは非常に長~~い付き合いです。主として繊維・高分子関係の結晶性・分子配向性・結晶多形等の測定を行い、関係している殆どの論文(paper)・特許にX線のデータが入っているくらいです。元もとの使い始めのルーツは、かなり過去の話ですが、故坂奥喜一郎先生の研究室に卒論実験でお世話になっていました時、その当時、農工大にはこの種の物理化学的測定を行う分析機器が無く、先生の紹介で、当時、昭島にあったR社(理学電気㈱)へ出かけ、自作のポリエチレンの単結晶状試料(その頃、研究室には正式の恒温槽も温度制御装置も無く、ガラクタの部品を寄せ集めた手作りの装置を使用し、その上結晶作りは、先生から渡された長文の英文論文のコピーを参考にして、試行錯誤の連続で、大変苦労しましたが)のX線回折測定を行ったのが始まりです。

 分析機器といえば、当時の坂奥研には、何故かわかりませんでしたが、N社製の旧式の透過電子顕微鏡(TEM)があり、先生が大切に使われていました。電気回路系は昔懐かしい真空管。画像処理は、これもまた、アンテイークな写真用のガラス乾板(重かった!)。現在では博物館でしか見られないかも。この装置のお陰で私も何とか卒業できました。電顕のことは、次の機会にでも記します。

 X線回折装置の話に戻ります。この装置は長い間、国内ではR社が独占的に近いメーカーであり、私もR社の装置しか使ったことがありません。一応、長い歴史のあるメーカーなので、メンテナンスも比較的しっかりしているという事もあります。ただ、国内で独占的メーカーであるため費用が高く、研究費が少ない年度に修理の必要な場合にはしんどい思いをしましたが。そこでR社に対抗するために、M社(マックサイエンス社)というメーカーを、R社出身の技術者が作ったようです。この社が発展していくことを期待していたのですが、残念ながら、渡辺先生が見学されたB社(ブルーカー)にかなり前に吸収合併されたようです。私自身はB社の装置は使ったことがありません。B社は、元々、NMR装置で有名なメーカーだと思います。この社はヨーロッパでX線回折装置のメーカーであったP社(フィリップス)のX線部門も吸収合併したようですし、最近、同装置のメーカーとして発展しているのかもしれません。もともとのP社の装置は外形もスマートだし、それなりに使いやすいという話はよく聞きます。ただ、外資系ですので、アフターサービスやメンテナンスなどはいかがでしょうか。

大学も独法化後、予算的にもかなり厳しい状況になっています。装置の更新の最終決定までのプロセス、大変だったと思いますが、いずれにしても予算化実現おめでとうございます。X線ビームの強度・平行性等がかなり向上し、しかも測定条件やデータ処理等もデジタル化しているようですが、学生・院生にとってもfriendlyな装置であることを期待します。

2009年8月27日木曜日

ソ○○タイマー S61卒 渡辺 敏行

 S社の信奉者の方々は以下の内容は読まないようにお願いします。
 研究室で昨年5月に購入したS社製ノート型パソコンが壊れた。補償期間を3ヶ月ほど過ぎているので、修理の見積もりを取ったら、キーボードとマザーボードの交換が必要で、何と約12万円かかるという。購入した価格の2/3である。今だったら、もう少しお金を出せば新品が購入できる金額である。これはいくら何でもひどすぎる。
 この会社の製品は、補償期間が過ぎるとすぐに壊れるという都市伝説がある。ちなみにこれはソ○○タイマーと呼ばれている。製品の中にタイマーが入っていて、ある期間が過ぎると、壊れるというものであるが、本当のタイマーが製品に入っていれば、分解するとすぐにわかる。いくら新製品を売りたいとはいえ、S 社さんもさすがにそんなことはしないであろう。
 しかし、自分の経験から言うと、確かにS社の製品はすぐ壊れる。昔、アメリカ留学に持っていったS社製のノートパソコンのキーボードが購入後1年半ぐらいで壊れた。キーの一部が壊れたのではなく、キーボード自体を全く認識しないのである。当時、日本語が利用できるWindowsマシンは米国では手に入りにくかったので、修理をしようかと思ったが、3ヶ月以上かかるというので修理は断念した。やむなく、アメリカの家電量販店で売っている、ばかでかいUSBキーボードを接続して利用した。ノート型PCよりも長さが2倍以上はある、ばかでかいキーボードを毎日大学まで持参するはめになった。
 それ以来、S社の製品は自分では極力購入しないようにしている。しかし、S社の製品はデザインが良いので、学生はついそちらを選んでしまうのである。
 また、自分が昔利用していた携帯型の音楽プレーヤー(カセットを利用するもの)も、購入して2年しない内に、電池を交換する部分のフタの蝶番に相当する部分が破損して使用できなくなった。交換してもらったら、修理代に5000円も取られて頭にきた記憶がある。たかがプラスチックの部品を1個交換するのにである。多分、原価は数十円でしょうに。
 同様の話は山ほどあるようである。今から5年ほど前に、共同研究先の慶應大学の学生がアルバイトでS社のクレーム処理をしていた。補償期間経過後の故障に関する同様のクレームが山ほど寄せられるとのことでした。このとき補償期間が終了していても、補償期間直後の故障であり、消費者側が強く文句を言うと、修理代金を無料にしてくれることがあるらしい。
 というわけで、自分の体験からは確かにソ○○タイマーは存在している。要するにS社製の製品が採用している部品の品質が極めて良くないのである。
 製品が補償期間内は壊れないようにするのが最も重要なことであるから、その基準を最低限クリヤーするように設計しているS社は凄いのかもしれない。しかし、S社というブランドを信じて製品を購入する人は多いはずである。また、そのブランドネームのせいか、他社製品よりも確実に値段も高いのであるから、購入後5年以内に使用している部品が壊れるような設計はやめて欲しいと思う。
 以上、私が体験しているソ○○タイマーは単なる偶然が重なっておこった現象か、それとも本当なのか、科学的に検証してみたいと思う。
 S社の製品を使用されている方は、是非コメントをお寄せください。もちろん、S社の製品を利用していますが、○○年、故障せずに利用していますという内容でも結構です。



2009年8月26日水曜日

椅子張り地か出てくる白い粉は何?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で繊維製品の品質管理をしております。

今回もあきれてしまうクレームです。

 ある時、お客様から、昨年購入したダイニングセットの椅子張り地から白い粉が出てくるというお申し出がありました。

もちろん新品の椅子張り地を調べても、何ら白い粉が出てくる要因はありません。そこで売り場の担当者が、お客様宅へお伺いして白い粉をお預かりし、品質管理室へ相談に来ました。私は白い粉を顕微鏡で見たのですが、その時、長年の経験からピンとくるものがあったのです。

 「フケ』です。皆様、ご自分のフケを顕微鏡で見たことがありますか? 多分ないですよね。普通は見る必要はありませんからね。私は品質管理という仕事柄、クレーム解析のために顕微鏡でフケを見ることがあります。洋服の中から白い粉が出てくるというクレームは時々あるのですが、その白い粉がフケである確率がかなり高いのです。その経験が今回のクレーム解決に大変役に立ちました。

 但し、フケが出てくるのが椅子張り地となると・・・・・・人間ではなく・・・・・もしかして犬のフケ???そこで職場内で犬を飼っている同僚に、それぞれの飼い犬のフケを持ってきてもらい、顕微鏡で見たところ、人間のフケとそっくりなのです。所詮フケなんて動物の皮膚の角質ですからね。お客様へは、「もしかして、もしかして飼っていらっしゃる犬が原因かも・・・・」と伝えたところ、「そうかもしれないわ。うちの子(飼い犬のこと)アトピーなのよね。」とのこと。

 白い粉は椅子張り地が原因でないことを、すんなりと認めていただきました。ハッピーです。それにしても、何でも原因を商品のせいにしてあまり騒がないでいただきたいですね。

ブログ再開 S61卒 渡辺 敏行

 しばらくブログの更新をお休みしていました。本日から更新を再開します。誰か記事の更新を手伝ってくれないかなと待っていました。部会のWebPageも更新しました。9/26日開催の役員会の案内を掲載しています。学年幹事の方は是非、ご出席ください。よろしくお願い申し上げます。

2009年8月7日金曜日

役員会開催 S61卒 渡辺 敏行

 役員会を9月26日(土)に開催することになりました。各学年の幹事の方には、これから連絡が行きますので、よろしくお願いします。
 会場は田町駅から徒歩1分のキャンパスイノベーションセンター内多目的室4(2階)です。午後5時半から会合を開始し、同じ場所の5階で懇親会を開催する予定です。終了予定時刻8時半。
 万障お繰り合わせの上、ご参加いただけたら幸いです。
 会場の案内は下記URLをご参照ください。
http://www.cic.zam.go.jp/tokyo/access.php