2009年8月27日木曜日

ソ○○タイマー S61卒 渡辺 敏行

 S社の信奉者の方々は以下の内容は読まないようにお願いします。
 研究室で昨年5月に購入したS社製ノート型パソコンが壊れた。補償期間を3ヶ月ほど過ぎているので、修理の見積もりを取ったら、キーボードとマザーボードの交換が必要で、何と約12万円かかるという。購入した価格の2/3である。今だったら、もう少しお金を出せば新品が購入できる金額である。これはいくら何でもひどすぎる。
 この会社の製品は、補償期間が過ぎるとすぐに壊れるという都市伝説がある。ちなみにこれはソ○○タイマーと呼ばれている。製品の中にタイマーが入っていて、ある期間が過ぎると、壊れるというものであるが、本当のタイマーが製品に入っていれば、分解するとすぐにわかる。いくら新製品を売りたいとはいえ、S 社さんもさすがにそんなことはしないであろう。
 しかし、自分の経験から言うと、確かにS社の製品はすぐ壊れる。昔、アメリカ留学に持っていったS社製のノートパソコンのキーボードが購入後1年半ぐらいで壊れた。キーの一部が壊れたのではなく、キーボード自体を全く認識しないのである。当時、日本語が利用できるWindowsマシンは米国では手に入りにくかったので、修理をしようかと思ったが、3ヶ月以上かかるというので修理は断念した。やむなく、アメリカの家電量販店で売っている、ばかでかいUSBキーボードを接続して利用した。ノート型PCよりも長さが2倍以上はある、ばかでかいキーボードを毎日大学まで持参するはめになった。
 それ以来、S社の製品は自分では極力購入しないようにしている。しかし、S社の製品はデザインが良いので、学生はついそちらを選んでしまうのである。
 また、自分が昔利用していた携帯型の音楽プレーヤー(カセットを利用するもの)も、購入して2年しない内に、電池を交換する部分のフタの蝶番に相当する部分が破損して使用できなくなった。交換してもらったら、修理代に5000円も取られて頭にきた記憶がある。たかがプラスチックの部品を1個交換するのにである。多分、原価は数十円でしょうに。
 同様の話は山ほどあるようである。今から5年ほど前に、共同研究先の慶應大学の学生がアルバイトでS社のクレーム処理をしていた。補償期間経過後の故障に関する同様のクレームが山ほど寄せられるとのことでした。このとき補償期間が終了していても、補償期間直後の故障であり、消費者側が強く文句を言うと、修理代金を無料にしてくれることがあるらしい。
 というわけで、自分の体験からは確かにソ○○タイマーは存在している。要するにS社製の製品が採用している部品の品質が極めて良くないのである。
 製品が補償期間内は壊れないようにするのが最も重要なことであるから、その基準を最低限クリヤーするように設計しているS社は凄いのかもしれない。しかし、S社というブランドを信じて製品を購入する人は多いはずである。また、そのブランドネームのせいか、他社製品よりも確実に値段も高いのであるから、購入後5年以内に使用している部品が壊れるような設計はやめて欲しいと思う。
 以上、私が体験しているソ○○タイマーは単なる偶然が重なっておこった現象か、それとも本当なのか、科学的に検証してみたいと思う。
 S社の製品を使用されている方は、是非コメントをお寄せください。もちろん、S社の製品を利用していますが、○○年、故障せずに利用していますという内容でも結構です。



2009年8月26日水曜日

椅子張り地か出てくる白い粉は何?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で繊維製品の品質管理をしております。

今回もあきれてしまうクレームです。

 ある時、お客様から、昨年購入したダイニングセットの椅子張り地から白い粉が出てくるというお申し出がありました。

もちろん新品の椅子張り地を調べても、何ら白い粉が出てくる要因はありません。そこで売り場の担当者が、お客様宅へお伺いして白い粉をお預かりし、品質管理室へ相談に来ました。私は白い粉を顕微鏡で見たのですが、その時、長年の経験からピンとくるものがあったのです。

 「フケ』です。皆様、ご自分のフケを顕微鏡で見たことがありますか? 多分ないですよね。普通は見る必要はありませんからね。私は品質管理という仕事柄、クレーム解析のために顕微鏡でフケを見ることがあります。洋服の中から白い粉が出てくるというクレームは時々あるのですが、その白い粉がフケである確率がかなり高いのです。その経験が今回のクレーム解決に大変役に立ちました。

 但し、フケが出てくるのが椅子張り地となると・・・・・・人間ではなく・・・・・もしかして犬のフケ???そこで職場内で犬を飼っている同僚に、それぞれの飼い犬のフケを持ってきてもらい、顕微鏡で見たところ、人間のフケとそっくりなのです。所詮フケなんて動物の皮膚の角質ですからね。お客様へは、「もしかして、もしかして飼っていらっしゃる犬が原因かも・・・・」と伝えたところ、「そうかもしれないわ。うちの子(飼い犬のこと)アトピーなのよね。」とのこと。

 白い粉は椅子張り地が原因でないことを、すんなりと認めていただきました。ハッピーです。それにしても、何でも原因を商品のせいにしてあまり騒がないでいただきたいですね。

ブログ再開 S61卒 渡辺 敏行

 しばらくブログの更新をお休みしていました。本日から更新を再開します。誰か記事の更新を手伝ってくれないかなと待っていました。部会のWebPageも更新しました。9/26日開催の役員会の案内を掲載しています。学年幹事の方は是非、ご出席ください。よろしくお願い申し上げます。

2009年8月7日金曜日

役員会開催 S61卒 渡辺 敏行

 役員会を9月26日(土)に開催することになりました。各学年の幹事の方には、これから連絡が行きますので、よろしくお願いします。
 会場は田町駅から徒歩1分のキャンパスイノベーションセンター内多目的室4(2階)です。午後5時半から会合を開始し、同じ場所の5階で懇親会を開催する予定です。終了予定時刻8時半。
 万障お繰り合わせの上、ご参加いただけたら幸いです。
 会場の案内は下記URLをご参照ください。
http://www.cic.zam.go.jp/tokyo/access.php

2009年8月6日木曜日

繊維工場(現科学博物館別館)改修工事 S61卒 渡辺 敏行


 今年の4月から繊維博物館が科学博物館に名称変更になりました。繊維博物館は工学部の管轄だったのですが、科学博物館になって全学の組織になりました。博物館を維持する経費が文部科学省からは殆ど交付されないので、全学組織にしないと維持管理ができないためです。従って展示物も工学部のものだけではなく、今後、農学部の資料も展示されるようになります。
  我々の世代では繊維工場といっていた施設が、繊維博物館別館になり、今年から科学博物館別館になりました。繊維工場の時代には学生実験(紡糸、織物、エレクトレット作製、旋盤、フライス盤等)や機器分析室(ラマン、X線、FT-IR)としてフル活用していましたが、その後生命工学科の学生実験や、一部研究室の実験室として利用されてきました。また、さまざまな紡績機械やミシン等の資料保管室としても機能してきました。
 しかし工学府長(工学部長)より、デッドスペースであるとみなされ、長年に渡り収集してきた殆ど全ての機器を廃棄し、一年生の学生実験スペース(工学部共通:必修科目)および、有料の研究用貸し出しスペースとして使用することになりました。今週からそのための改修工事が始まりました。今日は工事用の足場が設置されました。
 科学博物館も大学のための展示スペースを確保するために、かなりの機器を廃棄しました。いずれ、本学科創設50周年の際に募金を集めて設置した、繊維機械保存スペースも撤去されそうな状況です。
 貴重な資料が散逸する前に、何とかきちんと保管していく方法はないものでしょうか。何か良いアイデアがありましたら、ご提案ください。
 写真は改修工事が始まった科学博物館別館(旧繊維工場)

2009年8月5日水曜日

脱酸素剤を食べてしまったのは誰のせい?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で品質管理をしております。
 日頃はもちろんまじめに検査業務をしておりますが、皆様の息抜きとブログの活性化のために又おもしろい食品関係のクレームのお話をさせていただきます。
 あるお客様が麺がゆでてある「御素麺セット」をお求めになり、お嫁様とお姑様で召し上がったそうです。御素麺セットには、御素麺の他に、めんつゆ、刻みねぎ、刻み海苔、等がそれぞれ袋入りでセットになっています。食べ始めると、お姑様が「この御素麺は変な味がする。」とおっしゃったそうです。お嫁様が調べると、なんとお姑様は、脱酸素剤の封を切ってすりごまだと思い食べてしまったそうです。
 脱酸素剤は鉄の酸化作用を利用しているものが多く、封を切ると鉄粉があたかもすりごまのように見えるのです。もしも食べてしまつた場合、普通だったら、食べてしまっても平気かどうかは、お医者様に聞くとかと思いますが勝手に食べてしまってから、「紛らわしいので食べてしまったのだから、商品の方が悪い ! !。脱酸素剤が人体に有害でないことの証明を書面で欲しい。」とのこと。
 一般的に脱酸素剤は人体には有害ではないものが使われておりますが、食べた人の責任だと思いませんか???
 消費者の無謀な要求にはいつも悩まされております。                

2009年8月4日火曜日

ブログの掟 S61卒 渡辺 敏行

 Bloggerには ブログを誰が閲覧しているかのデータを解析するツールがついています。いずれ、解析結果を公表する予定ですが、今日の所は毎日何人の人が、本ブログを閲覧しているかに話を絞って紹介しましょう。
 このブログのトップページにはトータルのアクセス数に関するカウンターがついています。しかし、同じ人間が同日に2回ブログを閲覧しても、カウンターの数は2つ増えてしまいます。カウンターの数からでは、ユニークユーザー(同一でない閲覧者)が何人いるかわかりません。
 今までで、一日あたりの最大のユーニークユーザー数は38名でした。先週は金、土、日と記事をアップしなかったので、閲覧者数が激減しました。ちなみに今までのユニークユーザー数は171名です。
 最近のユニークユーザー数の推移は、木曜日23名、金曜日8名、土曜日10名、日曜日3名、月曜日15名となっています。
 やはりブログは新鮮な記事を頻繁にアップしないといけないのです。これは管理人にとってかなりのプレッシャーです。そういう意味で、S51卒の金子さんと松本さんの投稿には助けていただいております。
 是非、会員の方はブログへの記事の投稿をお手伝いください。

2009年8月3日月曜日

総会開催日決定 S61卒 渡辺 敏行

 先週の土曜日に代表役員会を開催しました。その席上で総会の開催日を11月21日に決定しました。少し寒くなる時期ではありますが、会員各位は是非万障お繰り合わせ頂き、ご出席いただければ幸いです。壁矢先生に「繊維技術研究会10年の歩み」を講演してくださるように依頼してあります。あと、もう一名講演者を準備しようと考えています。
 今週からメーリングリストの試験を開始します。本部会の会員数は2400名以上になります。このうち、電子メールの把握ができている会員は約300名です。通信費削減のために、是非電子メールの把握率をあげたいと思っています。会員の各位には、同期の卒業生のアドレス把握にご協力お願い申し上げます。なお、電子メールアドレスは公開することはありませんし、会員各位の個人情報は農工大同窓会本会の規則にのっとり厳重に管理致します。
 卒業生の集う会に関しても計画が進行しています。現役の学生のキャリアアップのために行う催しと、卒業生同士の交流を深めるための催し(例えば異業種交流会)の2つに分けて計画を練っています。同窓会のwebページや本ブログで順次紹介していきます。特に卒業生の交流を深めるための良いアイディアをお持ちの方は、是非ご提案ください。
 とりあえず、毎日各年代の卒業生が最低でも1名、本ブログに記事を投稿してもらえると、同窓会の活動も活発になると思います。

2009年8月2日日曜日

いちごは腐らないと罪になる?? S51卒 松本 まさみ

 百貨店で品質管理をしております。もちろん担当は繊維なのですが、品質管理室には食品担当者がいますので、いろいろとおもしろい食品関係のクレームの話が聞こえてきます・・・

 ある時、お客様から、「いちごが一週間たっても腐らないので、人体に有害な農薬が使用されているのではないか?」というクレームがありました。「えっ! いちごって普通、買ったらその日か次の日にたべるんじやない?一週間も食べないでいるほうが悪いのに・・・」とは思うものの、「農薬が入っていないことを証明をしろ」と言われると、安心・安全をお客様に提供している百貨店としては、とても苦しい立場です。

 なぜなら、何十種類もある農薬がすべて残留していないことを証明するのはすごく大変で、外部の検査機関に出すと、およそ40万円かかります。いちごは1000円もしないのに・・・

 結局お客様への口頭説明ではラチがあかず、当社と取引先とで40万円の検査料を折半することになりました。何に対しても根拠データを出せなくてはいけない世の中ですので、物を売るのもとても大変なご時世です。