繊維・有機材料部会ブログは東京繊維専門学校繊維學科、紡織科および東京農工大学の繊維工学科、繊維高分子工学科、材料システム工学科、物質生物工学科、応用化学科、有機材料化学科の卒業生が参加運営するブログです。写真は農工大4号館です。
2009年8月27日木曜日
ソ○○タイマー S61卒 渡辺 敏行
2009年8月26日水曜日
椅子張り地か出てくる白い粉は何?? S51卒 松本 まさみ
百貨店で繊維製品の品質管理をしております。
今回もあきれてしまうクレームです。
ある時、お客様から、昨年購入したダイニングセットの椅子張り地から白い粉が出てくるというお申し出がありました。
もちろん新品の椅子張り地を調べても、何ら白い粉が出てくる要因はありません。そこで売り場の担当者が、お客様宅へお伺いして白い粉をお預かりし、品質管理室へ相談に来ました。私は白い粉を顕微鏡で見たのですが、その時、長年の経験からピンとくるものがあったのです。
「フケ』です。皆様、ご自分のフケを顕微鏡で見たことがありますか? 多分ないですよね。普通は見る必要はありませんからね。私は品質管理という仕事柄、クレーム解析のために顕微鏡でフケを見ることがあります。洋服の中から白い粉が出てくるというクレームは時々あるのですが、その白い粉がフケである確率がかなり高いのです。その経験が今回のクレーム解決に大変役に立ちました。
但し、フケが出てくるのが椅子張り地となると・・・・・・人間ではなく・・・・・もしかして犬のフケ???そこで職場内で犬を飼っている同僚に、それぞれの飼い犬のフケを持ってきてもらい、顕微鏡で見たところ、人間のフケとそっくりなのです。所詮フケなんて動物の皮膚の角質ですからね。お客様へは、「もしかして、もしかして飼っていらっしゃる犬が原因かも・・・・」と伝えたところ、「そうかもしれないわ。うちの子(飼い犬のこと)アトピーなのよね。」とのこと。
白い粉は椅子張り地が原因でないことを、すんなりと認めていただきました。ハッピーです。それにしても、何でも原因を商品のせいにしてあまり騒がないでいただきたいですね。
ブログ再開 S61卒 渡辺 敏行
2009年8月7日金曜日
役員会開催 S61卒 渡辺 敏行
2009年8月6日木曜日
繊維工場(現科学博物館別館)改修工事 S61卒 渡辺 敏行
今年の4月から繊維博物館が科学博物館に名称変更になりました。繊維博物館は工学部の管轄だったのですが、科学博物館になって全学の組織になりました。博物館を維持する経費が文部科学省からは殆ど交付されないので、全学組織にしないと維持管理ができないためです。従って展示物も工学部のものだけではなく、今後、農学部の資料も展示されるようになります。
2009年8月5日水曜日
脱酸素剤を食べてしまったのは誰のせい?? S51卒 松本 まさみ
2009年8月4日火曜日
ブログの掟 S61卒 渡辺 敏行
2009年8月3日月曜日
総会開催日決定 S61卒 渡辺 敏行
2009年8月2日日曜日
いちごは腐らないと罪になる?? S51卒 松本 まさみ
百貨店で品質管理をしております。もちろん担当は繊維なのですが、品質管理室には食品担当者がいますので、いろいろとおもしろい食品関係のクレームの話が聞こえてきます・・・
ある時、お客様から、「いちごが一週間たっても腐らないので、人体に有害な農薬が使用されているのではないか?」というクレームがありました。「えっ! いちごって普通、買ったらその日か次の日にたべるんじやない?一週間も食べないでいるほうが悪いのに・・・」とは思うものの、「農薬が入っていないことを証明をしろ」と言われると、安心・安全をお客様に提供している百貨店としては、とても苦しい立場です。
なぜなら、何十種類もある農薬がすべて残留していないことを証明するのはすごく大変で、外部の検査機関に出すと、およそ40万円かかります。いちごは1000円もしないのに・・・
結局お客様への口頭説明ではラチがあかず、当社と取引先とで40万円の検査料を折半することになりました。何に対しても根拠データを出せなくてはいけない世の中ですので、物を売るのもとても大変なご時世です。