2009年7月30日木曜日

駄菓子屋 S51卒 金子 由実


 の勤め先近くに、今は珍しい駄菓子屋があります。いつもはガラス戸越しに中を覗くだけでしたが、今日は思い切って店の中に入ってみました。2坪程の店内に所狭しと駄菓子が並び、その数おそらく百種類近くあるのではないでしょうか。どれも子供たちが喜びそうなキャラクターの絵がついたカラフルな包装で包まれています。

 私の子供の頃(50年程前)とは違い、さすがに1円2円の値のついたものはありませんが、ほとんどが100円以下で、中には10円のお菓子も数多くあります。酢漬けのイカや黄な粉飴など、子供の頃よく食べていた駄菓子がまだ売られていてびっくりしました。今は夏休みとあって子供達が入れ替わり入ってきて品定めをしています。

 そんな中、いつまでも中年のおじさんがうろうろするのもおかしいので、店主に断り写真を1枚撮らせてもらい、店を出てきました。

2009年7月28日火曜日

化学オリンピック S61卒 渡辺 敏行

 今日も岡村さんにお手伝いしていただき、名簿の整理を行った。エクセルでの修正は終了し、ワードにデータを貼り付け、名簿にする作業。差し込み印刷を利用すると、文書の種類が定型書簡の場合、1ページに1人分のデータしか掲載できない。文書の種類をラベルにすると、何故か左揃えタブでが使えない。
 使えないワープロだな、Ms-Wordは。はっきり言って不良品です。
 結局、1ページに1人分のデータを挿入し、会員と会員の間の空白の部分を手動で削除して、データを名簿形式にすることに。岡村さん、お手数をおかけしてすいません。エクセルのデータを自在にワードに挿入する方法を知っている方がいたら、是非教えてください。
 そういえば、当学科の学生実験室で開催した化学オリンピックの最終代表選考会で選抜された高校生達(7月8日の本ブログの記事参照)が、国際化学オリンピックで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得したそうだ。
http://icho.csj.jp/news/news20090727.html
2003年から日本も代表を派遣するようになったが、過去最高の成績だそうだ。化学オリンピック国内選考会の問題作成やトレーニングをされた学科の先生方、ご苦労様でした。学生を引率していった、米澤先生に報告の記事を書いていただこう。

2009年7月25日土曜日

お中元をおくろう H18卒 福岡 正章

 本日、お中元を持って渡辺研にお邪魔しました。
久々に検討会に参加させていただきました。学生も顔ぶれが変わり、時の流れを感じました。
 検討会終了後、東小金井の鉄鍋で後輩とご飯を食べに行って、やっぱり鉄鍋のチャーハンはうまい!と実感し、学生時代を懐かしく思いました。
 久々に吉祥寺にでも飲みに行きたくなる土曜日でした。

H18卒福岡正章さん、H21卒太田翔さん訪問 S61卒 渡辺 敏行

 今日はH18卒 福岡正章さん、H21卒太田翔さんが研究室を訪問してくれた。
写真左が福岡さん。右が太田さん。
福岡さんはお中元の恵比寿ビールを持ってこられた。
 太田さんは配属先であるジェイアール東日本情報システム
(勤務先は新宿駅のそば)より
名刺が配布されたので、挨拶にこられた。
二人とも律儀に検討会に参加してくれた。ありがとう。

 

2009年7月24日金曜日

女性教員の採用 S61卒 渡辺 敏行

 本学科には現在、化学系の教官の他に、数学、ドイツ語の教官が配属され、学科の運営やクラス担任を担当されている。人件費の厳しい削減を受け、間下先生の退官後、数学の教官の補充ができなかったが、科学技術振興調整費「女性研究者養成システム改革加速」の助成を受け、数学教官の公募を開始した。この制度は2年半の間は教官の人件費およびスタートアップ資金をJSTが負担するので、積極的に女性教官を採用して欲しいという文部科学省の政策により始まったものである。
 現在、通常の大学教員は、5年間程度の特任准教授あるいは講師の在任期間中の業績を考慮してテニュアの資格(パーマネントの地位を与える)を賦与している。ところが、この女性研究者養成システム改革加速は採用時にテニュアの資格を与えるというものである。これはある意味で逆性差別であり、今まで本学が取り組んできた教員採用の方針とは大きく異なるのである。(私は大学で人件費を支払うようになる2年半後には、テニュアの資格があるかどうかの再審査をすべきと考えているが、制度上それはできないかもしれないので、逆性差別であると書いた。)
 しかし、このような制度を利用しないと、女性教官の割合は増えないので、優秀な人材が応募してくれるのを待つのみである。現在学科の2-3割は女性なので、講師以上の教官がスタッフに加わることは学生にとっても良いことだと思う。
 さて、本学には女性教員の採用促進、待遇改善、本学卒業生および在校生(女性)のキャリヤアップを目指した、女性未来育成機構が設立されている。
 本学では、母校で再び学ぶ意欲のある本学卒業生、修了生を支援する制度(研究生、科目等履修生の入学料・授業料の優遇措置)があるので、関心のある方は女性未来育成機構のwebページをチェックしてください。
http://www.tuat.ac.jp/~dan-jo/center/introduce_top.html

2009年7月23日木曜日

部会会員名簿の整理 S61卒 渡辺 敏行

 最近、毎週火曜日と木曜日にS39卒の岡村龍也さんにお手伝いしていただき、部会会員名簿の編集作業をしている。岡村さんが、のべ80時間以上(もっとかかっているかもしれない)を費やし、データーの更新作業がほぼ終了した。今後これらのデータを元に、訂正名簿を作成する。名簿には住所の掲載を拒否している人と、住所が不明な人を区別して記入している。
 編集作業には学科事務室をお借りしている。というのも、大学法人評価、教育認証評価の際に卒業生からのヒヤリング調査を行うからである。(すべての大学は、学校教育法第69条の3により、文部科学大臣が認証した評価機関が実施する第三者評価(認証評価)を定期的(最長7年)に受けることが義務付けられている)。従って卒業生の動静把握は、大学の存続にとっても不可欠になったのである。
 本来、卒業生名簿は、ボランティアが管理するのではなく、大学の業務の一環として、プロが管理すべきものである。大学は予算不足を理由にして、この作業を完全に同窓会に丸投げしている。
 実際に編集作業にかかる費用を全額アルバイト代として捻出できる余裕がないのが部会の現状である。今後皆さんのお手元に名簿が届いた際には、OBの方々が相当の時間をかけて、ボランティアで編集作業を行っていることを思い出していただきたい。
 なお、住所変更した際には是非、同窓会本会と部会の両方にご連絡いただければ幸いである。部会と本会の把握している住所が異なっていると編集作業にものすごく時間がかかるので。
 本会への連絡先はinfo@tuat-dousoukai.jpn.org
 部会への連絡先はfib_org@cc.tuat.ac.jp
である。
 特に通信費削減のため、可能な限り、メールで連絡をとれるようにしたいのである。部会でメールアドレスを把握している方には、メーリングリストからの送信試験を開始するので、迷惑メールに分類しないでください。
 なおH21年の卒業生には、近々メールで動静調査を行う予定である。ご協力よろしくお願いします。

2009年7月22日水曜日

広報大使生協の白石さん S61卒 渡辺 敏行


 「生協の白石さん」でお馴染みの、白石昌則さんが2009年1月に東京農工大学広報大使に任命された。白石さんは2004年から2008年まで農工大工学部生協に勤務している際に、学生からの一言カードへウィットの効いた返答を書き続けた。そのコメントを学生がブログにし、出版した所、90万部のベストセラーになった。白石さんは、現在インターコープカレッジ渋谷店の店長をされている。ちなみに、印税は直接白石さんには入らず、生協の収入になったそうである。生協は、その印税の一部をキャンパスアメニティーの改善のために農工大に寄附してくれた。
 先日、在学生および当学科H18卒の福岡正章さん、当学科M2の長澤慎之介さんとの意見交換会が開催された。ちなみに福岡さんはキャンパスツアーの初代リーダーガイド代表、長澤さんは現リーダーガイド代表を務めている。キャンパスツアーは高校生を対象に、農工大の魅力を紹介するツアーガイドを行うものである。大体毎回20-30名程度の高校生が農工大を見学に来る。その際に、大学の見所や、特徴を学内を案内しながら伝えるのである。このような地道な努力を学生の協力を得ながら、継続することが、受験生へのイメージ向上の重要な戦略の一部となっている。
 写真前列中央が白石さん、その後ろが福岡さん、その右側が長澤さんである。

2009年7月21日火曜日

八丁堀界隈 S51卒 金子 由実


 私の勤務先がある八丁堀は、銀座からも近く、東京駅から歩いても20分と掛からぬところにありながら、都心とは思えぬ古い町並みが残っています。最近はマンションなど数多く建つようになりましたが、それでも戦前の昭和を感じさせるような古い建物があちこちに見られます。

 このあたりは、近くに聖路加病院があったことで戦時中米軍の爆撃を免れ、多くの建物が焼かれずに残ったといわれています。仕事が早く終わった時などそんなレトロな建物を探して歩くのも楽しいものです。

 又、江戸時代には多くの与力・同心が住み、池波正太郎の鬼平犯科帳のモデルとなった長谷川平蔵が少年時代を過ごした屋敷もあったそうです。謎の浮世絵師写楽も住んでいたとの説もあります。そんな当時に思いをはせて歴史探訪してみるのも面白いかもしれません。

大学からのメールアドレス提供 S61卒 渡辺 敏行

 先日の同窓会常務理事会の席上で、卒業生が永久に利用できるe-mailアドレスの提供を提案してみた。例えば、現役の学生が利用しているアドレス(卒業後6ヶ月で削除)を卒業後もずっと、利用できるようになれば、大学から卒業生への情報提供もしやすいし、卒業生の動静把握、異動した卒業生同士の連絡もしやすくなると思ったからである。
迷惑メールを防ぐために、アドレスは学籍番号+4桁の乱数@noko.ac.jp(tuat.ac.jpは多分利用できない)などにする。アドレスは同学科、同学年の卒業生には相互に公開する。
 これを実現するにはいくつかの問題がある。メールサーバーの容量の確保、管理などである。メールサーバーの容量が足りなくなると、自動的にメールは送信者に返信されてしまうので、サーバーのメールを削除するように管理者が利用者に要請する必要がある。spamメールにもフィルターで対応できないと、サーバーの容量がすぐに不足するであろう。大学にはメールサーバーを管理する能力・資金が不足しているので、そこが問題になる。
 もう一つの問題は、卒業生が永久に、そのアドレスを利用してくれるかどうかという点である。現在のメールソフトは複数のアドレスが管理できるようになっているが、卒業後も大学が賦与したアドレスを卒業生が定期的にチェックしてくれないと意味がない。
 実際、慶應大学では卒業生に永久に使えるアドレスを賦与したことがあるが、利用率が低かったので廃止してしまったそうである。
 同じメールアドレスがずっと使えれば便利だと思いますが、皆さんはどう考えますか?

2009年7月20日月曜日

サイエンスフェスタ S61卒 渡辺 敏行

 渡辺研は大学サイエンスフェスタ「発見!体験!先端研究@上野の山シリーズ」へ参加します
期 間:2009年10月30日(金曜日)~2009年11月8日(日曜日)
場所:国立科学博物館、JR上野駅から徒歩5分

渡辺研では未来を拓くナノテクノロジーに偽造防止用インクや、3次元細胞培養デバイス等を出展します。

是非見学に来てください。

百年先から見てみようⅡ -わくわくドキドキサイエンス体験-

農工大の参加テーマ

コーナータイトル(予定)
1.動物・くらしの力

2.植物・大気の力

3.大地・微生物の力

4.未来を拓くバイオテクノロジー

5.未来を拓くエコテクノロジー

6.未来を拓くメカトロニクス

7.未来を拓くナノテクノロジー

8.未来を拓くインフォメーションテクノロジー

9.さわろう、作ろう体験科学教室

10.学生フォーミュラカー

11.ロボット研究会

12.電気自動車

2009年7月17日金曜日

同窓会常務理事会 S61卒 渡辺 敏行

 今日は同窓会常務理事会の会議があった。同窓会(本会)の運営を18名の教官(全員農工大の卒業生)が常務理事としてボランティアでお手伝いしています。同窓会本会の活動は主に、①学生援助事業の審査(学会発表や各種コンクール発表への援助:各人5千円、入賞者は1万円)、②会員名簿の管理、③会費の管理、運用(主に銀行預金、国債)、④支部総会への常務理事派遣、⑤名簿発行に関するアンケート、⑥農工通信の編集である。支部総会への派遣では、小生が今年度は愛知県支部総会と山梨県支部総会に行くことが決定した。愛知県と山梨県の同窓生の皆様、よろしくお願いします。ちなみに支部総会は通常土曜日か日曜日に開催されるので、休日返上で伺うことになります。支部総会は日曜日よりも、土曜日に開催していただけるとありがたいです。
 会議の席上、創立50周年記念事業に関して現状報告がありました。本繊維・有機材料部会は6月末の時点で、448万円の募金目標額に対して、88万円が集まっております。募金活動はまだ続きますので、会員の皆さん、寄附の方、よろしくお願いします。ちなみに、一番募金が集まっているのは、獣医学科で目標額424万円に対して316万円でした。農学部では農学・生物生産学および農芸化学・応用生命化学が目標額の50%に到達しています。工学部系は募金に対する貢献度が低い傾向にあります。厳しい経済状況の中にありますが、産学交流会館(同窓生会館)を工学部に建設するためにも、ご協力よろしくお願いします。

太陽生活 S61卒 小川 誉久

 S61卒の小川誉久です。

 このたび私ども(株)デジタルアドバンテージは、太陽光発電システムの普及を支援する個人向け情報サイト「太陽生活ドットコム」をオープンしました。謹んでお知らせ申し上げます。


太陽生活ドットコム

http://www.taiyoseikatsu.com/

公開日:2009/7/17


従来より当社は、コンピュータ関連媒体を制作、運営してまいりましたが、今後急速な拡大が見込まれる国内太陽光発電市場向けに、新しい情報サイトを運営していくことになりました。これまでのコンピュータ分野に加え、今後はこの太陽生活ドットコムをベースに、新しいメディアの創造にチャレンジしてまいります。


太陽光発電という、まったく未知の領域向けのメディアであること、独自のメディア構築・運営であることなど、とまどうことも多々ありますが、これから数十年かけて家庭に起こるエネルギー革命を、メディアとして見守り、支援したいと思います。


「太陽生活ドットコム」におきましても、みなさまと新しいお付き合いをさせていただければ幸いです。ご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


(株)デジタルアドバンテージ

代表取締役

太陽生活ドットコム編集部 編集長

小川誉久


2009年7月14日火曜日

ブルカー訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日はブルカー(株)を訪問し、最新のX線回折装置を試用した。ブルカーのラボは新子安の駅から徒歩で8分ぐらいの所にある。駅から下りると、すぐにレインボーブリッジが見える。写真に撮ると右のように小さくしか写りませんが、実際にはかなり大きく見える。歩いてすぐに到着しそうな感じである。実際には2kmぐらいあるのであろうが。
 到着した安田倉庫のラボには広大なスペースに、X線、質量分析装置、 NMR、熱分析装置、SEMが多数設置されており、壮観な眺めである。全部大学に移設したいぐらいである。出迎えてくれたのはH12卒岩瀬正晴氏である。ブルカーに異動してからもう6年ぐらいたったそうだ。
 ブルカーのX線は初めて使用したが、平行ビームと集束ビームがコンピュターへの指示だけで簡単に切り替えられる。スリットのサイズ変更もコンピュター制御である。また、手動で挿入するスリットや各種モノクロメーター、管球にもICチップが付いていて、自動認識されるので、それらが測定結果に自動的に反映されるのである。半導体検出器を初めて試用したが、感度が良く、ダイナミックレンジも広く、しかもダイレクトビームを入れても壊れないのには驚いた。広角と小角測定の切り替えもワンタッチである。
 解析ソフトも充実していて、日本のメーカーが製造した装置と較べてかなり洗練されているという印象を受けた。ちょっとだけ試用するつもりが、気がついたら7時間くらい経過していた。
 測定の合間に見た、NMRも使い勝手が良さそうであった。ソフトだけで核種の変更も、可能で、プローブに一切ふれることなく、データが測定できるのにも感心した。測定データのスペクトルもオートモードでも手を加える必要がないくらい、きれいなものであった。また、超伝導磁石のシールドも良く、近くに金属を持っていっても影響がなかった。そういえば、機器分析センターでキャッシュカードを駄目にしてしまったことを思い出した。

H20卒青木 信弥さん告別式のお知らせ

H20卒青木信弥さん(現在M1)のお通夜・告別式の日時・場所の連絡をいただきました。

お知らせいたします。


通夜  7月15日(水) 18:00〜

告別式 7月16日(木) 11:30〜12:30


会場 ケンナンホール (川口市)

(株)ケンナン ケンナンホール 葬祭業

埼玉県川口市並木1丁目11−14

048-255-7426

喪主 青木史朗


謹んでお悔やみ申し上げます


2009年7月13日月曜日

迎え火  S61卒 渡辺 敏行


 今日は大学を出た後、母親の新盆のために実家に寄った。父親は長男であるが、家を継がなかったため、新盆を行うのは今日が初めてである。勝手がわからないので、本などの情報を頼りに、新盆提灯を玄関に飾り、盆棚に真菰(まこも)を敷き、ナスやキュウリで作った牛や馬、精進料理のお膳や、だんご、そうめん、季節の野菜や果物を備えた。自宅の門前で「迎え火」を焚いて、霊を迎えた。果たして母親の霊は無事に帰ってきたのであろうか。

2009年7月11日土曜日

H19卒河北さん訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日は検討会終了後に、H19卒(H21修士卒)の河北知子さんが配属決定の挨拶に来た。彼女はテルモに就職したのだが、研修が終わって、配属先が山梨県の甲府になったとのこと。テルモに在籍している農工大の先輩方、山梨県在住の方よろしくお願いします。詳しくは本人から本ブログで報告してもらおうと思っています。写真は携帯での撮影で少しピンぼけぎみです。すいませんでした。
 写真左 当研究室M1加藤さん、写真右 H19卒河北さん
 午後にS51卒の金子さんからメールがあった。S51卒の金子さんともう1名がブログ記事提供を手伝ってくれるとのこと。待ちに待った援軍の到来である。他の学年の卒業生の方々、記事の提供、ご協力よろしくお願いします。

2009年7月10日金曜日

S61卒八柳君訪問 S61卒 渡辺 敏行


 今日はJSTへの予算申請書や秘密の書類を作成したりした。午後3時頃S61卒の八柳晃君が研究室を訪れた。およそ15年ぶりの再会である。髪の毛に少し白いものは混じっているが、体型は全く昔と変わっていなかった。八柳君は清水建設に勤務していたのだが、昨年から池袋にある丸山特許事務所に勤めているのである。農工大の特許出願の手続き、学内の審査、農工大TLOの役割などを説明した。その後学内を案内した。学内の樹木類が大きく成長したのに驚いていた。25年も同じキャンパスにいると、意外とその辺は気がつかないものである。次回はTLOの社長さんを紹介することを約束して別れた。写真は4号館のモニュメント(はじまりの種)横で撮影したものである。
 先日同期の柴田君が武蔵小金井のイトーヨーカドー開店の際に立ち寄ってくれた時も、写真を撮っておくべきだったなと反省。柴田君、次回はゆっくり学内を案内するので、また来てください。

2009年7月9日木曜日

産学交流会館(仮称) S61卒 渡辺 敏行

 農工大では同窓会創立50周年記念事業の一環として記念事業募金を開始しています。国立大学は独立法人化に伴い、学生のためのアメニティ関連の予算は全て自助努力によって調達することになりました。国からの運営交付金で、学生食堂や寮の新築、改築を行うことはできなくなりました。小金井キャンパスでは学生数が増えたのにも関わらず、生協のキャパシティーは増えず、多くの昼食難民が発生し、学生のための第二食堂の建設は急務となっています。そこで学生のための第二食堂および産学交流スペース、OBのための小金井記念ホールを兼ね備えた、産学交流会館(仮称)を東門のすぐ南側(現在駐車場)に建設するための募金活動を昨年より開始しております。
 既に産業会からは趣旨にご賛同頂き、一億数千万円を上回る募金が集まっております。同窓会では卒業生より1億2千万円を集める計画で、既に寄付依頼が皆様のお手元に届いていると思いますが、目標金額を大きく下回っている状態です。
 学生がより良いキャンパスライフを享受できるよう、卒業生各位にご協力を要請する次第です。募金は1口5,000円です。(できるだけ2口以上を希望します)
 現在までの所、繊維・有機材料部会は募金目標額の20%程度の達成率です。
振り込みは郵便振替(払込料金加入者負担)でお願いします。
口座記号番号 00130-4-262685
加入者名 国立大学法人東京農工大学 
通信欄 東京農工大学創基140周年・同窓会創立50周年合同記念事業寄附金

なお、新規建築予定の産学交流会館は究極の省エネルギービルディングとして設計されています。燃料電池、太陽光発電、新規断熱材、電力マネージメントを取り入れた農工大のシンボルになる建物です。

2009年7月8日水曜日

宮田先生講義および懇談会 S61卒 渡辺 敏行

 今日は宮田清蔵先生が環境化学IIIの講義のために来学された。環境化学IIIは今年から開講された工学部共通科目である。その中の一環として宮田先生が地球温暖化の原因や、燃料電池に関する最近のトピックスを学部生向けにわかりやすく講義された。ご存じない方もいるかもしれないので、補足しておくと、宮田先生は2001-2005年まで農工大の第14 代学長として選出され、農工大の発展に多大な貢献をされた。その後、2005年から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)シニアプログラムオフィサーとして燃料電池開発の総責任者として活躍しておられる。特に燃料電池の普及のためには白金代替触媒の開発が不可欠なので、群馬大学の尾崎純一先生が開発した、白金を使わないカーボンアロイ触媒の研究開発を国家プロジェクトとして推進しておられる。このカーボンアロイ触媒の様々な可能性について言及された。近々日経産業新聞等に衝撃的な実験結果を発表されるそうであるから、興味のある方はウォッチしていてほしい。
 その後農工大通りの奴寿司にて有機材料化学科を中心とした12名の先生方と宮田先生を囲んで懇談会を行った。農工大の今後について熱く語りあった。宮田先生からは、農工大がさらに飛躍するための色々なアドバイスを頂いた。宮田先生に感謝。
講義の写真は後ほどアップします。

第41回国際化学オリンピックの最終代表選考会 H15卒 岡本 昭子

 第41回国際化学オリンピックの最終代表選考会が3月26日(木)~28日(土)に,工学部有機材料化学科学生実験室等を会場に開催されました。「国際化学オリンピック」は1968年に始まった高校生の「国際学力コンクール」で,今年は7月に世界70カ国からおよそ800人が集まってイギリス・ケンブリッジで開催されます。

 日本代表生徒の選考やトレーニングを日本化学会化学教育協議会の化学オリンピックWG(主査:本学有機材料化学科米澤宣行教授)が行っています。昨年夏からの数段階の選抜を勝ち上がってきた日本のトップクラスの9名の日本代表最終候補高校生が今回の最終選抜試験に臨み,八時間に亘る筆記試験と実験試験(朝8時から始まりました)のハイレベルで僅差の競い合いを経て,代表4名が選出され米澤教授から発表されました。本選抜試験では有機材料化学科の前山勝也講師が実験授業・実験試験実施責任者,岡本昭子助教が実験室担当者を務め,合宿最終日の代表者発表会では前山講師からの実験試験講評も行われました。

 大学卒業者レベルの問題を解いたり,難しい実験試験を手際よくこなしたり,懇親会で化学の根源的な議論を長時間行ったり,スーパー高校生の力を発揮した生徒たちでしたが,結果発表の直後旅行鞄を引いて小金井キャンパスを後にした姿はやはり悲しげな普通の高校生で,寂しいものを感じました。

 代表に選ばれた生徒には様々なトレーニングプログラムが用意されており,6月, 本学を会場に化学オリンピック代表OBとの合宿も行われました。

また,米澤教授は第39回モスクワ大会に続いて,第41回イギリス大会にも,メンター(大会役員)の依頼を受けています。


【国際化学オリンピック(IChO=International Chemistry Olympiad)とは】

(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の化学の学力試験から発展した、1年に1度開催される「化学」の国際大会。近年では約70カ国、280名の高校生が出場。日本は2003年のアテネ大会より参加しています。

大会は、毎年7月に10日間開かれ、それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination)と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され個人戦として競われます。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られます。化学の実力を競い合うほか、様々なレクリエーションを通して生徒同士の国際交流を深めていきます。


【日本代表のこれまでの成績】

              金 銀 銅

2003年 ギリシャ・アテネ大会 0 0 2

2004年 ドイツ・キール大会 1 0 3

2005年 台湾・台北大会 0 1 3

2006年 韓国・慶山大会 1 3 0

2007年 ロシア・モスクワ大会 0 0 4

2008年 ハンガリー・ブダペスト大会 0 0 4


国際化学オリンピック:http://icho.csj.jp/

国際化学オリンピック問題解説新刊本:http://www.nippyo.co.jp/book/5004.html


選考会の写真は後ほどアップします。

2009年7月7日火曜日

日本化学会誌巻頭言へのコメント S61卒 渡辺 敏行

 会誌の厚さ、中身共にどんどん希薄になっている日本化学会誌であるが、理化学研究所の川合真紀氏による今月号の巻頭言は興味深い内容であった。科学研究費の採択に関する統計データを分析されていた。科学研究費の採択に関しては、偏りがなく、その審査は公平なものであるとの見解であった。このコメントは採択率に関しては正しいが、配分金額を見てみると、確実に旧帝大が優位であることがわかる。例えばH21年度に関して採択件数と、金額を比較してみると、農工大(209件、717,550千円)、電通大(155件, 344,180千円)、横国大(229件, 568,380千円)、東工大(669件, 3,281,460千円)、東北大(1,878件、7,437,550千円)東大(2894件,16,377,631千円)となる。農工大は教員全員が科学研究費に申請する方針なので、採択率ランキングでは上位には登場しないが、配分金額では同規模の大学を遙かに超えているのである。合併が検討された電通大の倍以上の科研費を獲得している。採択件数を教官数で規格化すると、農工大、東工大、東大はほぼ同じラインにのるが、採択された研究課題1件あたりの、研究費を比較すると、東工大、東大には及ばないのである。これは東工大、東大は大型の研究費を獲得しているのに対して、農工大では、その数が少ないことに起因している。1つの研究室に教授、准教授、助教、ポスドク、博士後期課程の学生が多数在籍する、旧帝大、東工大の方が、論文数が増えるので大型予算が獲得しやすいのである。化学会誌では理数系大学の方が、効率よく科学研究費を獲得できていると書かれている。それはその通りであるが、インフラが整っている旧帝大系の方が有利であることは否めない。

2009年7月3日金曜日

S31年卒業生クラス会 S31卒 高井 英雄


平成21年5月21日(木)、昭和31年繊維工学科卒業のクラス会を、東京葛飾柴又で催しました。参加者7名、帝釈天を参拝し、喜寿のお祈りをしました。左から順に市川英明、西本雅則、沖 徹、入枝利夫、長谷川鶴吉、高田好朗、高井英雄

2009年7月2日木曜日

部署異動 H18卒 福岡 正章

 私事ではありますがこのたび、人事発令により7/1より部署異動になりました。事前に事業部長から伝えられた時は、正直、意味がわからない、という心境でしたが今日、昨日までの上司(尊敬する部長)から説明を受けてアドバイスとエールを送られ、前向きにやっていく自信がつきました。引継ぎをしっかりやって新しい部署へ早く適応していきます!

2009年7月1日水曜日

5号館広角X線の更新 S61卒 渡辺 敏行

 5号館(旧称:界面混相棟、電子工学科棟)に設置してあったリガクの広角X線装置RAD-Cの更新が決定した。RAD-Cが導入されたのは多分私が学生時代だったから、今から20年以上も前のことになる。この機械には大変お世話になった。徹夜で測定も良くしたし。平成時代になって、数多くの卒業生が利用した筈である。メインテナンスしてくれた野口先生に感謝する次第である。当時の装置としてはめずらしくパソコンを備え、データ収集、解析ができたのだから画期的ではあったのだが、今となっては時代遅れの制御機器と、測定装置になってしまった。なにしろ制御装置がカシオ計算機のPCで、しかもカシオ計算機versionのMS-DOSで動くのである。データファイルをテキストデータとして取り出せない等の問題もあった(その後ソフトが追加され測定データをテキストデータに変換できるようになった)。それにしても20年以上良くパソコンが壊れなかったと思う。カシオ計算機の信頼性は相当なものである。最近の赤外分光光度計、紫外可視分光光度計、蛍光分光光度計、DSC、TOF-MAS等は本体よりもまず、パソコンが壊れ、OSが古くなって、利用できなくなるものが大半である。Linuxとか利用して、OSの陳腐化は防げないものでしょうか。新しく導入予定の装置は有機・無機粉末、触媒、高分子、磁性材などの結晶性固体材料の定性・定量分析、結晶構造解析、格子定数の測定、結晶化度の評価、結晶粒径分布解析、および、有機薄膜、半導体薄膜の方位・配向分析、膜厚評価、面内均一性評価を行うためシステムであり、強力X線発生部、X線検出器、光学系切替ユニット、粉末、薄膜、小角測定用アタッチメント、および、データ解析ソフトウェアにより構成されている。現在、B社が良いかR社が良いか検討中である。