2009年7月13日月曜日

迎え火  S61卒 渡辺 敏行


 今日は大学を出た後、母親の新盆のために実家に寄った。父親は長男であるが、家を継がなかったため、新盆を行うのは今日が初めてである。勝手がわからないので、本などの情報を頼りに、新盆提灯を玄関に飾り、盆棚に真菰(まこも)を敷き、ナスやキュウリで作った牛や馬、精進料理のお膳や、だんご、そうめん、季節の野菜や果物を備えた。自宅の門前で「迎え火」を焚いて、霊を迎えた。果たして母親の霊は無事に帰ってきたのであろうか。

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