2009年6月6日土曜日

高校の教員との懇談会 S61卒 渡辺 敏行


今日は午後から高校の教員との懇談会を開催しました。高校生が受験してくれないと大学はその存在意義がなくなってしまうわけですが、そのためにには受験生より先に、まず高校教員に有機材料化学科の存在をアピールする必要があるわけです。ちなみに有機材料化学科の昨年度前期入学試験の応募倍率は4.3倍でした。ここ数年工学部は少子化もあいまって、受験倍率は長期低落傾向にあります。応募倍率が3倍を切ってしまうと、微分、積分もできないような学生も入学できてしまうので、その後の教育が大変になるわけです。

 懇談会に参加していただいた高校は都立日比谷、都立三田、都立西高、都立戸山、都立小石川、都立国立、都立武蔵、東京工業大学付属科学技術高等学校など約12校でした。学科の入試制度、カリキュラム、教育方針、就職先などを紹介し、高校での理科教育の問題点、大学入試の問題点等について話し合いました。今回参加していただいた高校からはいつもコンスタントに学生が入学していますが、それでも入試機会が年に4回あることを知らない進路指導の先生もいるので、有機材料化学科を応援してくれる理科教員や進路指導の先生を増やすことは重要なのです。受験の際に高校の先生や先輩からの推薦で進学する大学を決定する学生は3-4割いるので、高校の先生からの援護は非常に重要なのです。それと同様に家族や親戚からの推薦も重要です。卒業生の皆様の身近に受験生がいたら、是非農工大を薦めてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿